花粉症に漢方薬が効く理由

漢方
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花粉症に漢方薬……実は効果的なんです

漢方薬とは?

漢方薬とは植物や鉱物などの生薬を組み合わせて作った、いわゆる自然由来のお薬。

東洋医学として、5~6世紀頃に中国から伝わってきたと言われていますが、だんだんと日本独自の改良が成されてきて、日本の風土や生活様式にあった処方がされるようになりました。

西洋医学との違いは?

血圧を下げる。殺菌する。精密検査をするといったことは西洋医学の方が得意としていますが、東洋医学は不定愁訴や数値には表れにくい不調を治すのに適しています。

例えば、偏頭痛は肩こりからきたり、女性ホルモンの乱れから起こったり、季節・気圧が原因だったりすることもあります。
西洋医学では「偏頭痛」の痛みそのものに注目して、「痛みが起こったら治す」というように痛み止めや、予防薬を飲んでいきますが、東洋医学では「原因は何か」というものに着目して、身体を温め(肩こり解消)血流を良くし(女性ホルモンを整える)、多少の気圧や気温の変化でも身体が耐えられるようにしていく、いわば「自己治癒能力を高めていく」ためのお薬(漢方)を処方していきます。

そのため、漢方薬は一服で色々な症状を解消したすることもあります。
また、病状やその人の体質によって様々な組み合わせの漢方を処方するので、ある意味セミオーダーメイドの薬とも言えるでしょう。

因みに、漢方薬は効果が現れるのが遅いと思われがちですが、すぐ効果が出るタイプのものもありますし、その人の証(体質や病状)にぴったりと合えば、西洋薬と変わらない速効性を得られます。

漢方薬

※ベトナムでは当たり前のように漢方が並べられて売られています※

なぜ花粉症に漢方薬が効くの?

花粉症は、花粉自体に毒素があるわけではなく、花粉を取り込んだ際の自分の身体の反応に問題があるため発症してしまう病状です。

花粉症のメカニズム

2017.05.26

つまり、普段は何でもないものを、身体が「敵が来た」と過剰反応してしまう免疫バランスの乱れからきているものです。

その免疫バランスの乱れとは、ストレスだったり、疲れだったり、いわゆる自律神経の乱れと言えるでしょう。
そうした複数の要因を解決していくのに、漢方薬というのはとても向いています。
また、ストレスにより身体が硬くなった。寝付けなくなった。疲れが取れないといった、数値に表れない問題に関しても、東洋医学はとても強い分野です。

こうした理由により、花粉症には漢方薬が効果的と言われています。

肩こり

※肩こりなども東洋医学では未病の一種です※

おすすめの漢方薬は?

  • アレルギー全般に効果的な「小青竜湯」(ショウセイリュウトウ)
  • 鼻詰まりがメインならば「葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)」
  • 蓄膿症のレベルになってきたら「荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)」
  • 酷い鼻症状になってしまったら「辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)」
  • 普段から免疫力を強化して体質改善するなら「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」

こちらではざっとしか紹介していませんが、「花粉症に効果的な漢方薬一覧」では詳細を載せていますので、そちらも合わせてご確認ください。

花粉症に効果的な漢方薬一覧

2017.12.16

漢方薬の副作用は?

漢方薬は生薬……つまり、自然由来のお薬なので、副作用はないと思われることも多いのですが、それは間違いです。

漢方で使っている花や葉っぱといった薬草から成分を抽出し、科学的に組み替えていったものが西洋薬になります。
つまり、漢方もお薬なのです。

ですから、たくさん長期的に飲めば肝臓に負担がかかる事もありますし、一番多いのが、「甘草」が含まれている漢方薬を複数飲んで「偽アルドステロン症」になったり「低カリウム血症」になることがあります。

また、漢方というのは、例えて言うと、たくさんの量のニンジンやニンニク等を細かく刻んで、煮詰めて、抽出したものをのんでいるようなものですので、自分に合わない素材が含まれている可能性が高く、そうした場合にはアナフィラキシーショックなど、余計なアレルギー反応を起こす可能性もあります。

西洋薬よりマイルドですが、こうした一面もあることを忘れずに漢方を飲むようにしましょう。

薬膳

※生薬のほとんどは食材からきていたり……※

漢方はどこでもらえばいいの?

漢方は、ある程度の品揃えでしたら薬局、ドラッグストアでも売っています。
また、今時では病院でも処方してもらえることもありますが、医師によっては今だ東洋医学に懐疑的な方も居ます。

漢方を勉強した、東洋医学にも精通した医師のいる病院では証を診て、自分に合った漢方を処方してくれるので、そうした病院で処方してもらうか、漢方薬を専門に扱っている薬局で相談してもらうのが一番良いでしょう。

漢方

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。