息抜き記事「縄文人はくしゃみをしたか?」スギ花粉に対する考察について

縄文時代

縄文人にも花粉症があったのか!? 同時のデータで面白い事がわかる……

2019年4月3日のYahoo!ニュースに花粉についての面白い記事がありました。

そのタイトルは「縄文人はくしゃみをしたか? 当時のスギ花粉量は現代と一緒だった」という物。

関連⇒Yahoo!ニュース(縄文人はくしゃみをしたか? 記事)

これは森林ジャーナリストの田中さんという方が書かれた、仮説を積み重ねて書いた、息抜き記事だそうですが、とても面白く、当時のヘッドラインやTwitterでもかなり話題になりました。

今回はそんな記事を「息抜きに」ご紹介いたします。

縄文時代のスギ花粉量は……

林

江戸時代や平安時代と、現代の科学や歴史を遡って調べられる限り、最も多くのスギ花粉を検出しているのが現代。

1900年以降からスギ花粉は増え始め、戦後のスギの植林、そして高度成長期に一致する1990年代は1900年から比べて10倍以上の花粉量を記録しているところから、やはりスギは戦後のスギの植林やアスファルト道の増加、そして排気ガス等による大気汚染などによって、花粉症の元へと繋がっていった事が解ります。

花粉症の種類でもっとも多い「スギ花粉症」の歴史

2017.10.11

ですが、この記事によると、「琵琶湖に蓄積された花粉分析結果を考えると、現代の増加したスギ花粉量とほぼ同じ程度の飛散が、2000~3000年頃、そして氷河期の後半においてもあったと推測された」という事。

つまり、縄文人がマンモスを狩っていた(かもしれない)頃、今と同じくらいの量のスギ花粉が飛散していたという事なのです。

確かに、よく考えると、太古の地球は今よりも遥かに多くの樹木が育っているはずです。

特に氷河期後だということを考えると、今「温暖湿潤気候」に属する日本は、当時は亜寒帯(冷帯)に属していたのではと思います。

スギは寒さに強い針葉樹。

中でも育ちやすい杉は、天然物(!?)の森や林の中でも特に多かったのではないでしょうか?

スギが1900年前には減少していた理由

清水寺

もし、縄文時代にスギがたくさんあったとしたら、それはなぜ、1900年前後で減少していたのか……。

それも納得のできる理由がありました。

古墳時代から中世にかけて都が開かれ、寺院や宮殿など巨大な木造建築が多く建てられた。その資材としてヒノキはもちろんスギもどんどん伐られた。そして天然生のスギやヒノキはほとんど消えていったのだろう。

引用:Yahoo!ニュース(縄文人はくしゃみをしたか?)

そう、育ちやすく加工しやすい、建築材料となりやすいスギやヒノキは、文明が栄えるにつれ作られるようになった、寺院仏閣、宮殿などの建築材料として伐採されていったのです。

かの阪神淡路大震災のときに、倒壊してしまった多くの寺院を見た高齢者たちが「もうこういった寺院を直せるようなスギは、日本にはない……」と呟いていたのですが、それにはこういった理由があったのですね。

このような理由で、スギは大昔に比べて減少していたのですが、その後戦争で焼け野原になった日本を復興すべくスギが植えられていった……というのは、このサイトの中でも何度も語られてきた話。

では、4人に1人が悩まされている現代の花粉症ですが、同じくらいのスギ花粉が飛散していたと考えられる縄文時代、同じ地球に住んでいた彼らも花粉症に悩まされていたのでしょうか……?

縄文人の花粉症は……?

竪穴式住居

まず、縄文人の平均年齢を考えてみましょう。

縄文時代の平均年齢は15歳。

これは乳幼児の死亡率が現代に比べて遥かに多かった事による、平均寿命の低下ですが、それでなくても30歳も生きたら生き神様のような扱いになるような時代です。

一方、花粉症の発症年齢はというと……。

たしかに、現代は花粉症になる子どもも多く、社会問題にもなりつつありますが、それでも花粉症というものは、一定期間花粉(アレルゲン)を体内に取り込んで行く事で発症するものです。

つまり、縄文人に仮に花粉症があったとしても、発症する前に寿命、もしくはケガや病気で亡くなってしまっていたのでしょう。

また、アスファルトがないため一度地面に落ちた花粉はそのまま土に吸着していくこと、排気ガスなどによる大気汚染がないため、花粉の攻撃性が増加しないこと、さらに、一説によると体内に寄生虫がいると花粉症を発症しにくいという説があるのですが、その説が正しいとなると、当然縄文人のほとんどは寄生虫が体内に居たと考えられるので、より一層花粉症などは発症しなかったのではないかと思われます。

結論=縄文人は花粉症にはならなかったのでは?

縄文人

田中さんの記事の中でも、このような結論より「縄文人はあまりくしゃみをしなかったのでは?」と絞めていますが、筆者もその意見に同意したいと思います。

もちろん、当時の生活環境よりも遥かに今の時代の方が、安心・安全・長生きもできて便利ではありますが、その分、当時では考えられもしなかった事で悩まされるようになっているのですね。

あくまでも、仮説での話ですが、たまには花粉でこんな記事を見ると、少しだけクスっとできますよね。

笑顔は免疫力を高め、もしかしたら花粉症状が少しだけ和らぐ……かもしれません。

たまにはこのような記事で、息抜きもいかがでしょうか!!

縄文時代

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。