花粉症の薬の定番「アレグラ」について

アレグラロゴ

花粉症の薬の定番「アレグラ」の成分から価格、飲み方まで!!

花粉症のお薬と言えば「アレグラ」と言われるほど、定番中の定番な処方薬が「アレグラ」。

病院によっては「アレグラ」か「アレジオン」のどちらかが、花粉症の薬としてまず出されるほどのものですが、このアレグラについて今回は深く説明してみましょう。

花粉症の薬1日1錠の「アレジオン」について

2017.09.16

アレグラとアレグラFXの違い

まず、一番始めに思うのが「アレグラとアレグラFXってどうちがうの?」という疑問かもしれませんが、アレグラとアレグラFXにはこうした違いがあります。

  • アレグラFXは市販薬なのに対し、アレグラは医療用処方薬
  • アレグラFXは鼻水・鼻詰まり・くしゃみ等鼻周辺のみの効果に対し、アレグラはアレルギー性鼻炎のほか、蕁麻疹などの皮膚疾患に対するアレルギーにも対応。
  • アレグラFXは15歳以上から服用可能なのに対し、アレグラは小児向け(7歳以上12歳未満)でも服用可能

今回ご紹介するのは「アレグラ」の説明についてですので、ご注意ください。

花粉症の薬市販の定番「アレグラFX」について

2017.09.14

アレグラとは?

一般名「フェキソナジン塩酸塩」

ジェネリック「フェキソナジン塩酸塩」「アレグラOD錠」等

アレグラとは「アレルギー症状を抑える」薬です。
体内で発生する「ヒスタミン」という体内物質を身体が感知するのをブロックし、アレルギー症状を緩和させていく効果があります。

花粉症のメカニズム

2017.05.26
表アレグラ

特徴

第二世代の抗ヒスタミン薬の代表で、第一世代の薬のころに見られた「ねむけ」「喉の乾き」「排尿障害」などがほとんど見られないのが特徴。

比較的速く効果が表れ、持続時間も長い方なうえに、カラダヘの負担が少ない為、長期にわたる服用でもまだ安心できるお薬です。

服用回数

1日2回。朝晩の服用が推奨されています。

朝晩

「ぼーっとする」「眠くなる」「喉が乾く」といった副作用は少ないものの、まれに副作用を強く感じてしまう方もいるため、高所での作業や車の運転を仕事としている場合は、1日1回のタイプのお薬の方が安心でしょう。

効果の範囲

くしゃみ・鼻水・鼻詰まりといった「アレルギー性鼻炎」の症状の他、蕁麻疹、目のかゆみといった、皮膚へのかゆみ、アレルギー症状に対しても効果的です。

副作用

ほとんど副作用は見られませんが、体質によって「眠気」「頭痛」「喉の乾き」「倦怠感」といった症状が現れる場合もあります。

【重い副作用】

滅多にみられない副作用ですが「肝臓の数値の以上」「発疹」「吐き気」「アナフィラキシー」といった症状がある場合もあるため、抗押した症状が出た場合はすぐに服用を止め、医療機関に相談しましょう。

また、服用が長期にわたる場合(1~2ヶ月以上)は、定期的に医療機関に相談し、肝臓の数値を調べ、肝臓への負担を確認していった方がよいでしょう。

子供には

アレグラは小児でも安心して飲めるのが特徴。

子供でも飲める

錠剤の他、「ドライシロップ」として処方されているものもありますので、子供が飲みやすい方を飲ませてあげるとよいでしょう。
ただし、用量は子供と大人では異なりますので、ちゃんと医療機関で相談の上、その決まった用量を飲ませるようにしましょう。

妊婦・授乳中には

アレグラのガイドラインとして、「できればさけたい」とされています。
とくに、妊娠初期にはなにが起こるかわかりませんので、辛い場合はかかりつけの医師に相談した方がよいでしょう。

価格

アレグラの価格は「1錠64.9円」。
1日2回服用の薬なので、2週間分処方してもらうとすると、1,817円かかることになりますね。
そこに、病院での処方が加わると、診察代や調剤料で1,200円くらいかかってしまいますが、健康保険が適用されるため、3割負担で済むでしょう。

1度に大体1ヶ月分くらいは処方してもらえますので、1シーズン「2ヶ月」と計算して、もしアレグラを1シーズン飲んだとすると、およそ3,000円ほどですむでしょう。

(1錠)64.9円×(1日2錠)2×(2ヶ月)60日+2400(2回分の診察代)=10188の3割負担は「3056.4円」

 

入手方法

アレグラは処方薬としてしか手に入らないため、耳鼻科やアレルギー科、内科などで処方してもらいましょう。
(アレグラFXは市販薬として購入することができますが、別の物として説明しています)

処方薬

病院によっては、アレジオン等、他の薬を処方押される場合があります。自分の生活スタイルや、効果の程を確認しつつ、自分に一番合う薬を探すのがベストです。

筆者の服用体験談

アレグラは内科や耳鼻咽喉科でよく出してもらう薬ですので、蕁麻疹が発生したときや、花粉症が酷いときなどによく処方してもらいます。
耳鼻科やアレルギー科、皮膚科よりも、「内科」でよく出されるイメージがあります。

効き目はマイルドで、くしゃみ鼻水が「ぴたり」と治まるような効果は感じられませんでしたが、予め朝晩飲むとその日1日は比較的快適に過ごせます。
また、蕁麻疹が出ている時に飲むと、ぴたりと治まるので、そうした面から見ても効果はあるかと思います。

アレグラを飲んで眠くなったり、喉の渇きを覚えたりといった副作用を感じたことはありません。

(あくまで個人の感想です)

フェキソフェナジン
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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。