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あなたのアレルギー性鼻炎のレベルを調べて対処しよう
アレルギー性鼻炎にも、
- 「たまにくしゃみが止まらなくなる」
- 「朝晩花を噛む程度で済む」
- 「花粉の酷い時期だけ薬を飲めば大丈夫」
というレベルから、
- 「1年中酷いくしゃみと鼻水に悩まされる」
- 「副鼻腔炎が慢性化する」
- 「眠れずに疲労が蓄積されてきて、生活に多大な支障が出ている」
という死活問題になりそうなレベルのアレルギー性鼻炎まで、様々です。
「自分はたいしたことはないから、この程度の治療で大丈夫」なんて思っていたら、実は結構悪い症状だったということもあります。
必要以下の対処法も、必要以上の対処法も体には良くありませんので、まずは、自分の症状からアレルギー性鼻炎のレベルを知ってみましょう。
まずはアレルギー性鼻炎かどうかのチェック
風邪と間違えやすいのもアレルギー性鼻炎の特徴。
まずは自分がアレルギー性鼻炎の可能性が高いかチェックしてみましょう。
【アレルギー性鼻炎チェック】
- 鼻が痒い
- 鼻水がサラサラしている
- 特定の条件で症状が出る(外出時・特定の場所・特定の季節など)
- アトピー体質である
- 身内にアレルギー体質の人がいる
- 関節痛などはない
- 目が充血する
- マスクで鼻症状が治まる、もしくは緩和する
- 皮膚が痒くなったり、赤くなったりすることが多い
- 喉がイガイガしたり痒く感じることがある
- 一度咳が出ると止まらないパターンがある
- 目が痒くなることがある
- 3熱が出たとしても4度以下である
- くしゃみが出ると、何度も止まらなくなる
- 鼻水の色は水のように透明
このチェックに2つ以上当てはまる項目があった場合、あなたの症状はアレルギー性鼻炎である可能性が高いです。
もし5個以上当てはまる項目があった場合は、ちょっと悪化してしまったアレルギー性鼻炎である可能性も。
1度病院へ行って、アレルギー検査をしてみることをおすすめします。
レベル別アレルギー性鼻炎の対処法
Lv1 比較的軽症のアレルギー性鼻炎
- くしゃみの回数が1日1回~5回
- 鼻をかむ回数が1日1回~5回
- 口呼吸するほどでもないが、鼻が詰まっている感じがする
この3つの症状が当てはまる人は、アレルギー性鼻炎Lv1の比較的症状の軽い方。
アレルゲンがわかっている場合は、そのアレルゲンに触れないように生活(例えば、花粉なら外出時にマスクをする、カビなら家の掃除を徹底する等)、早寝早起きをして、和食中心のバランスの良い食生活をしていくことによって、症状がコントロールできるようになるかもしれません。
ですが、ここで無理をしたり、気にせず生活をすると、一気にアレルギー反応が過剰に出るようになるため、軽く見ないようにしましょう。
Lv2 やや症状の重いアレルギー性鼻炎
- くしゃみの回数が1日6回~10回
- 鼻をかむ回数が1日6回~10回
- 鼻が詰まっている感じが強く、時々口呼吸をしてしまうこともある
この3つが当てはまる人は生活に支障が出始めるレベルの、アレルギー性鼻炎です。
口呼吸が多くなってくるため、喉が乾燥し、鼻だけではなく喉の症状も出始めてくるのが特徴。
また、口呼吸によって口の周りにアレルゲンが集まり、口の周りがかぶれるという事もあり得ます。
しっかりと病院へ行き、自分が何のアレルギーで症状が出ているのかを知り、マスクをしたり、掃除をしたりと対処する他、食事療法をしたりサプリメントを服用するなど体質改善に努めましょう。
時には症状が酷くなった時用に、アレルギーの薬を常備しておくことも必要です。
Lv3 重いアレルギー性鼻炎
- くしゃみの発作が出てしまい1日11回~20回近くくしゃみがでる
- 鼻をかむ回数が1日11回~20回
- ほとんど常に鼻が詰まっており、1日の大半が口呼吸になってしまっている
この3つが当てはまる人は、重いアレルギー性鼻炎でしょう。
くしゃみや鼻水の他に目や喉のかゆみ、皮膚のかゆみなども出ているケースが多く、場合によってはアレルギー反応で微熱が出てしまうこともあります。
こうなると仕事や家事が手につかなくなってくるため、日常生活に支障が出てしまい、ライフクオリティーがかなり下がってしまいます。
病院へ行き、しっかりと薬を服用するほか、レーザー治療や舌下免疫療法を検討してみるのもありでしょう。
もちろん、少しでも症状を緩和させるためにも、マスクや掃除、加湿等の対処もしていくようにしましょう。
Lv MAX 重度のアレルギー性鼻炎
- くしゃみの発作が1日21回以上
- 鼻をかむ回数が21回。時折鼻のかみすぎで鼻血も出る
- 入浴時などを除き、ほとんど1日鼻が詰まっており、口呼吸がメインになっている
この3つが当てはまる人は、酷いアレルギー性鼻炎。
ヘタをすると、慢性蓄膿症などを既に併発しているかもしれません。
夜眠ることも出来ず、仕事や家事もろくろくできず、やりたいこともほとんどできない、息を吸うだけでも体力を必要となってくる……そんな状態かもしれません。
こうなってくると、薬でコントロールするだけではなく、レーザー治療や舌下免疫療法、さらには副鼻腔の手術なども検討してみる必要が出てくるでしょう。
まとめ
くしゃみは少ないけれども、鼻を1日10回以上かんでしまうという場合などは、症状が進んで軽症から重度のアレルギー性鼻炎になりかかっているという事もあり得ます。
一番の目安は自分の生活がどれくらい、アレルギー性鼻炎で制限されているかという部分もありますので、自分がどの程度のレベルかを把握したら、より良い状態に持っていけるよう、症状をコントロールしていくようにしましょう。
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