アレルギー性気管支喘息と間違えやすい5個の疾患

判断
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あなたの咳、本当にそれはアレルギー性気管支喘息なのでしょうか

咳症状は一度始まるとかなり長い間症状が治まらなくなることが多くあります。

アレルギー性気管支喘息は慢性化しやすく、生活に支障が出ることはもちろん、時として命の危険性が生じる怖い疾患ではありますが、実は、アレルギー性気管支喘息に似た症状というものも多々あります。

物が違えば治療法も変わる。
いつまでも治まらないアレルギー性気管支喘息だと思っていたら、全く違う原因から起こっている咳であった……ということがあれば、目も当てられません。

ですが、「後医は名医」という言葉がある通り、病院へ通ってもある程度症状が進んでいたり、症状が悪化していないとその原因がはっきりせず、医師でもアレルギー性気管支喘息とその他の疾患を間違えることがありますので、予備知識として、アレルギー性気管支喘息と似た咳症状が出る疾患を覚えておいても損はないでしょう。

アレルギー性気管支喘息に似た咳症状その1:逆流性食道炎

逆流性食道炎

筆者もこれには悩まされたことがあります。

逆流性食道炎とは、胃酸が何らかの理由(ストレス・食生活・体型の変化・加齢など)で喉の方まで逆流してしまうことなのですが、喉の方まで上がってきた胃酸は時としてそのまま、あるいはミスト状になり気管支まで行ってしまうことがあります。

胃酸の酸度は人間の骨(歯)ですら溶かすほどの強酸。

気管支に入れば当然気管支も痛めてしまい、咳症状を起こしてしまいます。

ですが気管支と胃では呼吸器科と消化器科で分野が異なり、場合によっては気がついてもらえないこともありますし、胸焼けを感じないケースもありますので、その咳症状が、胃酸が原因だと結びつかないことも多々あります。

横になると咳が出るということで、アレルギー性気管支喘息の朝方の発作に似ていることもあります。

この場合、逆流性食道炎のお薬を飲めば咳症状は治まりますので、もし、寝ているときに咳が出る上に「胸焼けがする」「最近胃腸の調子が悪い」「寝起きから吐き気がする」「口の中が酸っぱくなる」ということがあれば、一度逆流性食道炎を疑って消化器内科を受診してみるのもよいでしょう。

2:咳喘息

咳喘息

これはアレルギー性気管支喘息一歩手前の症状なので、アレルギー性気管支喘息と言ってもよいかもしれませんが、違いがあります。

アレルギー性鼻炎と咳喘息のすべて

2018.07.26

気管支喘息の場合「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音、喘鳴という症状が現れ、呼吸自体が困難になってしまいます。

咳喘息の場合「コンコンコンコンコンコン」と乾いた咳がずっと続く咳発作はありますが、それが治まっているときに息苦しくなるようなことはありません。

治療法自体は気管支喘息と変わりはないのですが、咳喘息のうちに治療することによって気管支喘息への進行を止めることができますので、もし咳喘息になってしまったら、全力で治療に当たるようにしましょう。

3:アトピー性咳嗽

喉のイガイガ感を伴う乾いた咳が出るのが主な症状ですが、アトピー性咳嗽は太い気管だけが炎症を起こしてしまうため、咳喘息と異なりアレルギー性気管支喘息には繋がりにくいと言われています。

また、咳喘息と似ていますが、治療法が異なっているため、間違えるといつまでも咳が治まらないという事態になります。

アトピー性咳嗽の場合は気管支拡張剤が効かず、抗ヒスタミン薬やステロイド薬にて咳が治まります。

アトピー性皮膚炎をお持ちの方に出ることも多く、好酸球の増加があること、また、呼吸機能検査で咳喘息や喘息の時のように、行きを吐き出した時の最後の強さがガクンと減ることがないのが特徴です。

4:慢性閉塞性肺疾患(COPD)

COPD

COPDとした方が目にしたことも多いかと思いますが、気管支や肺にまで障害が起こり呼吸自体がしにくくなる疾患です。

一昔前までは「肺気腫」と「慢性気管支炎」に分けられていたのですが、それをまとめてCOPDと呼ぶようにしました。

40歳以上の喫煙者に多く、症状はゆっくりと進行していくものの咳や痰が出やすくなり、少し動いただけでも息切れや息苦しさを覚えるようになります。

さらに、悪化すると呼吸自体が困難になり、日常生活を行うにも移動式の人工呼吸器が必要になってしまったり、最悪の場合は死に至るケースもあります。

2018年現段階でも根本治療が見つからない進行性の病気ですが、早期に見つけて治療していくことにより呼吸器官の機能低下を抑えられ、日常生活を送ることが可能となりますので、40歳以上の喫煙者は特に、止まらない咳や息苦しさを覚えたらまずは検査をするようにしましょう。

5:感染後外咳嗽

風邪

感染後咳嗽とは「風邪が治ってもしばらく咳が止まらない」という症状のことを指します。

これは、咳喘息やアトピー咳嗽の初期症状ととても症状が似ており、エックス線でも肺炎などの兆候が見られないにも関わらず咳が出続けることでもあります。

実はこの「風邪が治っているのに咳だけはしばらく続く」という症状に関しては、今だ医学的解明がされていません。

ただ、風邪をひき咳が出るようになったため、気管支等が炎症し、風邪が治っても炎症を起こした気管支喘息が完全に治癒しきるまでは時間がかかるため、咳が出るのが原因ではないかと一説には言われています。

風邪の治りの咳か、アトピー咳嗽や咳喘息ではないかを見極めるには、①風邪をひいていた、②アトピー咳嗽や咳喘息を示す症状が除外されている、③自然回復傾向が見られるという3点で判断するしかありません。

熟練の医師でも判断に悩むことの多い症状ですが、この状態ではすぐに命に直結することもありませんので、様子を見て回復傾向にあるならば感染後外咳嗽として、8週間以上続くようであれば慢性的な咳症状であるとして再び検査に行くとよいでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。