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風邪の症状と花粉症を見分ける
花粉症と風邪を見分ける方法として「発熱するかどうか」という点があります。
ですが、実は花粉症の症状の一つに「発熱」という症状もあるのです。
花粉症で起る熱っぽさの原因
花粉症は基本的に「花粉」に対するアレルギーによって「くしゃみ」「鼻水」「目のかゆみ」といった、鼻症状が引き起こされることです。
花粉症というのは免疫反応の一種で引き起こされる病状なのですが、これは「ウイルス」が身体に入ったときも同じように免疫反応が起って、ウイルスを排除しようとすることと同じです。
ですので、中々体外へ出て行かない花粉を攻撃するため、身体が体温を上げて免疫力を上げようとしてしまうのが一番の原因なのです。
他にも、鼻の炎症が酷くなると鼻が慢性的に詰まった状態となり、脳に酸素が回らなくなってしまい頭痛と共に熱が出てしまうことがあったり、喉に花粉が付着し、喉が炎症して発熱してしまうことなどといった理由があったりします。
風邪の熱と花粉症の熱の違い
花粉症で引き起こされる発熱は、風邪と比べてこのような違いがあります。
①風邪やウイルス性の発熱と違い高熱にはならない。(大体37度~37.5度の微熱です)
②誰かにうつす心配は無い。(ウイルス性ではないため、うつることはありません)
しかし、熱が出ていることには変わりなく、だるさや身体の重さを感じて、一日中パフォーマンスが落ちてしまいます。
また、平熱が低い人にとっては、微熱でも辛いものです。
花粉症で発熱したらどうしたらいいの?
花粉症で発熱した際には、一番良いのは花粉症の薬を飲んで花粉症の症状を一刻も早く抑えることでしょう。。
どうしても花粉によって過剰なアレルギー反応が起っている間は、熱が下がることはありません。
他にも喉が炎症して発熱している場合はうがいをする。
鼻炎症状が酷く発熱している場合は耳鼻科に行き、炎症を抑える処置や薬を貰うといった、対処療法で熱を下げていくしかないでしょう。
花粉症で発熱している際は、解熱剤を飲んでも薬の効果が切れる頃には再び発熱してしまうため、まずは花粉症の薬を飲んでみることをおすすめします。
解熱剤はどうしても辛いときや、花粉症の薬を飲んでも熱が下がらないときなどに服用する程度で止めておきましょう。
花粉症で発熱した際の注意点
花粉症で発熱した際には、それが、本当に花粉症が原因であるかの見極めが重要です。
風邪や他のウイルス性の発熱と、花粉症の熱の違いは、微熱であるかどうかです。
花粉症の発熱の場合、高くても37.5度くらいから高くなることは滅多になく、大体において微熱で治まるのが普通です。
ですので、もしその熱が38度を超えるようでしたら、自己判断でアレルギーの薬を飲むようなことはせず、しかるべき医療機関に行くことをおすすめします。
もちろん、風邪や他のウイルス性の発熱でも微熱でとどまる病状もありますので、少しでもおかしいと思ったら、同じく病院へ行きましょう。
花粉症で発熱しないようにするために
このように花粉症で熱が出ることがあるというのがおわかりいただけたかと思いますが、ただでさえ鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどで辛いときに発熱までしてしまっては辛いですよね。
花粉症で熱を出さないようにするには、なによりも予防が大切です。
花粉症は朝に酷くなる傾向も多く、「モーニングアタック」と呼ばれる病状があります。
参照⇒花粉症は朝に酷くなる?
ですので、朝から微熱に悩まされる方も多いでしょう。
このような場合には徹底した掃除やマスク、加湿器などの使用で花粉の摂取量を少なくしていくのが良いのですが、熱が出るほど花粉症症状が酷いとわかっている場合は、予め、花粉のピークを迎える前から薬を飲んでおく方がよいでしょう。
参照⇒花粉症の時期について(スギ)
花粉の時期に熱が出たな……そんなときには、風邪薬を飲む前に「これは風邪かな? 花粉症かな?」と疑ってみることをおすすめします。
花粉症と風邪の見分けるポイントについては、花粉症対策サイトでもたくさん取り上げていますので、わからないときは調べてみましょう!!
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