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くしゃみ・鼻水だけじゃない!? 意外な花粉症症状のアレコレ
花粉症症状と言えば、グズグズと出続ける鼻水や止まらないくしゃみ。
そして、どうにもならない目のかゆみだけだと思いがちですが、人によっては「え!? こんなことも花粉症が原因だったの?」というようなことがあるのです。
とくに私は鼻粘膜が丈夫だったせいか、アレルギーの対象がブタクサだったからか、あまり鼻症状に来なかったため、花粉症に気がつくのが遅れてしまいました。
そうならないために、私に襲ってきた意外な花粉症症状を紹介したいと思います。
意外な症状その1『顔のかぶれ』
かなり厄介だったのが、顔のかぶれ。
鼻や口周辺、そして頬や顎など、外気が当たるところは赤くかぶれてしまい、痛がゆくなってしまいました。
ブタクサの花粉はカギ状になっているので、皮膚に刺さりやすくこうした症状が現れてしまったのですが、姉はとても酷いスギ花粉症持ちなため、スギのシーズンが来ても顔がパンパンに腫れてしまうこともしばしばあるようです。
マスクをしても擦れて痛いし、顔が腫れている間はお化粧もできなくなるため、とても厄介です。
因みに、人によっては皮膚の薄い首元にこうしたブツブツやかぶれが起こる事もあるそうです。
⇒対処法
ワセリンや馬油で肌の保護に努めましょう。
意外な症状その2『結膜浮腫』
朝起きたら、白目がブヨブヨと膨れて、まるでゼリーのようになっていたんです。
そのショックたるや、ホラー映画のようでした……。
この時はかゆみなどはなかったため、アレルギーだとは思わなかったのですが、慌てて行った眼科でアレルギー症状の一つであると説明を受けました。
ちなみに、この結膜浮腫、気がついて病院に行く間に治まったのですが、酷い場合はステロイドの注射を打たないと黒目が白目で覆われてしまうほど腫れることもあるそうなので注意が必要です。
恐らく、寝ている間に目の周辺に付いていた花粉が目に入ったか(目を開けて寝てしまうこともあるんです……)、寝ている間に痒くなって無意識で擦ってしまったのが原因だという事でした。
ですが、知り合いのもの凄い「猫アレルギー」の人は、子猫を抱っこしただけで、みるみる白目が膨れて黒目を覆ってしまうほどのアレルギー症状を発症したことがあるそうなので、気をつけておきましょう。
⇒対処法
点眼薬を常備。寝る前に点眼してから寝るとさらに良いでしょう。
意外な症状その3『声枯れ』
この症状は結構間接的なことが原因だったのですが、「花粉が喉に張り付く⇒喉が荒れる⇒喉が腫れる⇒咳が出る」というルートをたどって、声が出なくなってしまいました。
もちろん、のど飴をなめてもトローチを舐めても治りません。
根本的な花粉症状を落ち着かせないと、いつまで経ってもガラガラ声のままになってしまうので、声を出す仕事の人はとくに注意してください。
喉が弱い人は、私もなのですが、熱が出やすいので、声がれと共に発熱が起こったりすることもあります。
ですが、これは、身体が侵入してきた雑菌を外に出そうとする正常な反応。
もちろん、相手は花粉なので、いくら熱を出しても体調は良くなりません。
ここまで来た場合は抗ヒスタミン薬を飲んで、症状を落ち着かせた方が良いでしょう。
⇒対処法
外を歩くときは、マスク+「アメ」若しくは「ガム」を口に入れて、常に口内や喉を潤わせておきましょう。
因みに、物を噛むと免疫力も上がるそうなので、できたらノンシュガーのガムがおすすめです。
意外な症状その4「続く下痢や吐き気等、消化器官の症状」
ブタクサのシーズンは、しばしば原因不明の吐き気や下痢に見舞われていました。
恐らく吐き気は「鼻詰まりによる酸欠」が原因。
あまり鼻症状の現れなかった私ですが、それでもやっぱり鼻詰まりはあるもの。
また、低血圧というのも相まって、脳貧血状態になって吐き気が常にあるような状態でした。
そして、下痢は……。
どうやら、口の中に入ってきたり、鼻に入っていた花粉が腸にまで流れてアレルギー症状としての下痢を引き起こしていたようです。
アレルギーを起こす食べ物を食べると下痢が起こることは良くある話ですので、花粉でもこうしたことは起こり得るそうです。
とくに胃腸が弱い私は、全身に及ぶ体調不良で気がつかない間にストレスが溜まり、腸が過敏になっていたとも考えられます。
⇒対処法
調整剤を飲む。砂糖やアルコール、できればカフェインも避けること。
酷い場合は薬を飲んで、栄養が摂れるようになるまで体調を回復させましょう。
まとめ
このように、私は「結膜浮腫」「声がれ」「顔のかぶれ」「下痢や吐き気」といった症状が起こりましたが、人によっては蕁麻疹や脱毛が起こるケースもあります。
「おかしいな?」と思ったら、まず「いつから」「毎年か」「症状が落ち着くときはあるのか?」という事をメモして、病院へ相談に行くとよいでしょう。
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