【筆者の体験談】犬の花粉症対策

愛犬が花粉症になった場合
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筆者の体験談を元にした「犬の花粉症対策」のすべて!!

ペットの犬や猫が花粉症になることもる、近年の花粉事情。

その傾向や検査のやり方等については「犬の花粉症について」という記事を用意しましたが、今回は「ペットが花粉症になってしまった場合の治療法・対策」に焦点を当ててみたいと思います。

【筆者の体験談】犬の花粉症について

2017.11.06

飼っている犬が「花粉症」と確定したらまずは……

血液検査や、オンリーフードチェックなどで、飼っている自分の犬が「花粉症」だと確定した場合、まず「現状出ている症状の沈静化」と「小康状態の維持」を勧められると思います。

私の犬の場合、酷い掻きむしりで皮膚が赤くただれてしまったので動物病院へ行ったところ、紆余曲折あって「イネ科の花粉アレルギー」だということがわかりました。
また、同時に「お魚」アレルギーだということもわかったため、まずは皮膚炎の治療から始めることとなりました。

花粉症になると犬は皮膚炎になりやすい

人間と違い、鼻症状よりも皮膚症状としてアレルギー症状が出やすい犬や猫は、花粉症になると、まず「皮膚炎」になってしまいます

「なんで、花粉症から皮膚炎に?」と思われるかもしれませんが、皮膚に付着した花粉がかゆみを起こし、毛が禿げるまで歯や爪で掻いてしまいます。
すると、皮膚を守っていた常在菌はもとより、皮膚の一番上にある表皮まで剥がれてしまいます。
そこに、ばい菌や皮膚にとっては悪い酵母菌が付着していますと、バリアーがなくなった皮膚(真皮)はあっという間に感染症を起こし、ブツブツができたり、真っ赤になってしまうのです。

皮膚の断面図

道路で例えると、掻きむしってしまった皮膚は土を覆っていたアスファルトが剥がれた状態と同じです。
そこに、繁殖力の強い雑草の種が飛んできたら……あっという間に土は雑草に覆われてしまいますよね?

そうなってしまったら、「アレルギーを押さえる」と同時に、「皮膚炎を治していく」のが最短の治療となってしまうのです。

かゆい

犬の皮膚炎の治し方

犬の皮膚炎は、まずなんの細菌感染を起こしているかを調べます。

通常「スタンプ」と呼ばれる、方法で検査をします。
大体3000円~5000円くらいでしょう。

【スタンプ】

炎症している部分にガラス板をくっつけて皮膚の表層の細菌を移し、顕微鏡でチェックする方法。
どのような細菌がいるかを調べます。

その後、その菌に合わせて、塗り薬や抗生物質の使用で状態を落ち着かせていきます。
通常は、動物の場合は舐めてしまうことが多いので、飲み薬の抗生物質の使用がメインとなります

犬や猫の花粉症の薬は「ステロイド薬」がメイン

そして、アレルギーとなった場合に手放せないのが「ステロイド薬」

人間の花粉症の場合、「抗ヒスタミン薬」を使って症状を落ち着かせていくことが多いです。

花粉症の薬の種類紹介

2017.06.08

ですが、残念な事に、現代の技術では犬や猫には「抗ヒスタミン薬」があまり効かないことがわかっています。
ですので、犬や猫の花粉症には「ステロイド薬」で対処していくしかありません。

犬や猫に抗ヒスタミン薬を出さない理由

2017年現在では、犬や猫にも服用可能な抗ヒスタミン薬というものが開発されてはいる者の、それのほとんどは人間の第一世代の抗ヒスタミン薬を調節したもの。
人間用の第二世代の抗ヒスタミン薬は、まだ動物への投与が禁止されています。

人間と違い、犬や猫には実は、抗ヒスタミン薬があまり効きません。
一説によると効果が出るのが20~50%くらいと言われており、比較的猫の方が効果が出やすいと言われていますが、不確定な副作用の心配を考えると、やはり、ステロイド薬をメインで考えた方がよいと言えます。

ステロイド薬といういうと、副作用が心配されますが、規定量でまずガツンと症状を抑え、あとは悪化していかないように、1日おき、や2日おきと、通常量の5分の1や、10分の1といった投与量で調節していけば、一生飲み続けることになっても、そこまで深刻に副作用に考えることはありません。

筆者の家では……

私の家では、イネ科の花粉シーズンは3日おき。
ドッグランへ行ったり、風の強い日で症状が悪化してしまった日は飲ませてしまい、11月~春先の花粉のオフシーズンは予備で手元に薬を置いておきますが、使用することはありません。

ステロイド薬の種類

飲み薬

基本的に「プレドニゾロン」という副腎皮質ホルモン製剤を使うことが多いです。
私の通う動物病院ではおよそ1シート(110錠入り)で1000円ほど。
動物病院によって価格は変わりますので、気になる場合は質問してみると良いでしょう。

プレドニゾロン

飲みかけですが、筆者宅の常備薬のプレドニゾロン

【副作用】

  • 喉の乾き
  • 尿失禁
  • 筋肉の虚弱化
  • 食欲増加

副作用として上記のような問題が起こることがあるほか、膵炎になる可能性も上がります。
少しでも様子がおかしいと思ったら相談した方が良いです。

我が家の場合、喉の乾きからの多尿があり、獣医師に質問してみたところ「喉が乾くから水をたくさん飲み、その分多尿となって現れてしまう」という事がわかりました。

この場合、飲み水の調整を……と思いますが、喉が乾くのは仕方ないことなので、どうしてもお漏らしをしてしまう場合は、「おむつ」をつけてあげましょう。
ある程度薬が減ってきたり、身体が馴れてくると多尿や水の飲む量が減って、症状が落ち着いたりしますので、対処をして様子を見ていくのが一番よいかと思います。

犬用オムツ

また、筋肉の虚弱化は、規定量より多くのステロイド薬をずっと飲み続けていると起こることがあります。

以前飼っていた犬は、超小型犬だったため、獣医師でも調節が難しく、一時立てなくなるほど太ももの筋肉が細くなってしまったことがありましたが、薬を止めて運動をしていくと段々と元に戻ってきました。
規定量よりも少ない状態で飲み続ける分には問題無いかと思いますが、念のため、ステロイド薬を飲んでいる犬がいた場合、高タンパク低カロリーの食事と、マメな運動を心がけてあげましょう。

外用薬

動物病院によっては、オリジナルのステロイド薬と保湿剤を混ぜた塗り薬を処方してくれるとこともあるかと思いますが、今時の主たるステロイド外用薬は、「コルタバンス」というスプレー方のステロイド薬です。
価格は3000円~5000円ほど。
動物病院によって変わりますが、「足先だけ痒い」といったような「ピンポイントでの使用」にとても重宝する薬です。

コルタバンス

これはとても優秀な、動物に使用することを念頭に入れて開発されたお薬で、痒がっている幹部にスプレーをすると10分ほどで皮膚に吸収され、舐めてもその成分が口に移ることがないのです。
もちろん、舐めてしまっても犬猫に害はないように作られていますが、皮膚に浸透する前だと意味がなくなるので、散歩に行く前など、犬が身体を舐めない状況になる直前にスプレーをかけてあげましょう。

【副作用】

副作用の少なく、安全性の少ないスプレー型ステロイド薬と言われていますが、私の犬には副作用が出てしまいました……。

ステロイド薬を同じ場所に使うことによって、実は、皮膚が薄くなってしまう症状が現れることがあるのです。

かゆみ等は治まっているものの、皮膚が薄くなってしまったせいで、水虫のような、皮の赤剥けた状態になってしまい、酷い場合は皮膚に穴が空いてしまうという副作用もあるそうです。

もちろん、使用を中止すれば皮膚の状態は元に戻ってきますが、こうした理由でコルタバンスが使えない犬の場合は、やはり飲み薬と、日頃の花粉予防・対策を行っていくことになるでしょう。

また、コルタバンスは使用期限がとても短く、開封後6ヶ月しか使うことが出来ません。
それ以上経過したコルタバンスは、成分が変わってしまいなんの効果も発揮しない可能性があるので、ご注意ください。

ペットが花粉症になってしまった場合の日々の対策法

ステロイド薬を調節しながら生活することはもちろんですが、もしかしたら日々の対策によって、薬の使用が減る……もしくはなくすことができるかもしれません。

【お薬で調節する以外に、犬や猫にできる花粉症対策】

  • 散歩から帰ってきたら「ドライシート」で身体を拭いてあげましょう。

これは、動物病院からもおすすめられたほうほうですが、ドライシートは花粉を絡め取る効果がかなり高いため、濡れ布巾などで拭くよりも断然おすすめ。
また、濡れていないので犬や猫もあまり嫌がらず、とても重宝するので、玄関に1つ置いておき、散歩から帰ってきたら全身を拭いてあげましょう。

犬タオル
  • お風呂は週1回、必ず入れてあげましょう。

小型犬などは月に1度、犬の美容院などへ行くかもしれませんが、月1度のシャンプーでは足りないのが花粉症の犬。

どうしても皮膚が炎症しやすかったり、着いた花粉でブツブツができたりしやすいため、常に清潔な状態を保つよう、週に1度、決めた曜日にお風呂に入れてあげるようにしましょう。
もちろん、シャンプーは人間の物ではなく、動物用にしましょう。

【フルフルコラージュシャンプーはアレルギー犬にはおすすめ】

動物には動物用のシャンプーがおすすめですが、どうしても皮膚炎が治まらないときは「フルフルコラージュ」のシャンプーを使うことを、獣医に勧められた事があります。
もちろん使ってみたところ、1ヶ月で症状が治まりました。
ただし、人間用なので成分は強め。使用の際は徹底的に流すようにしましょう。

  • 保湿剤は必須。ペット用の保湿剤か、馬油で、皮膚のバリアをしてあげましょう。

どうしても肌荒れを起こしてしまった肌は油分がなくなりがち。
また、週1のシャンプーは、本来なら犬には多い回数なので、肌が乾燥してしまいます。

なので、舐めても大丈夫な動物用の保湿剤か、無添加の人間用の馬油を使って、お腹や脚の付け根などの皮膚が剥き出しの部分を保湿してあげましょう。

肌荒れ
  • ペットが寝るベッドやブランケットは小まめに洗濯。

外だけではなく、家にいても花粉が着いてしまっては痒くなります。
本来は人間同様、加湿器や空気清浄機をフル活動したいところですが、それでなくても、犬が直に身体をつけるブランケットや犬用ベッドを小まめに洗濯し、室内乾燥するだけでもその症状はぐっと治まるので気をつけてあげましょう。

犬とベッド
愛犬が花粉症になった場合

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。