アルゴンプラズマ凝固治療とレーザー治療の比較

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お薬に頼れない酷いアレルギー性鼻炎に外科的治療を

花粉やアレルゲンに対して、身体が強烈な拒否反応を起こしてしまう花粉症。
主な症状はクシャミ・鼻水・鼻詰まりといった鼻症状なのですが、くしゃみも、鼻水も確かに命に関わるようなものだとは感じにくいのですが、人によってはあまりの鼻症状に鼻炎になってしまい、蓄膿症や鼻血が止まらなくなる、熱が出るといった問題が発生してしまいます。

蓄膿症は放置しておくと、膿が脳にいってしまい命に関わる事例もありますので、このような状態になる前にどうにかしたいところ。

このようなアレルギーに対しては薬で抑えていく、対処療法がメインとなりますが、何らかの事情があって薬が飲めない方や、強い薬を飲んでも鼻炎が良くならない方、さらには、通年を通して薬を飲み続けないと鼻炎が落ち着かないような方は、鼻粘膜を焼いて、アレルギー症状自体を起こさないようにする、外科的治療があります。

それが、昔からある「レーザー治療」と、近年開発された「アルゴンプラズマ凝固治療」です。

今回はその二つの説明と、比較をしていきたいと思います。

レーザー治療とは?

鼻粘膜にレーザーを照射して、アレルギー反応が起こらないようにする治療法。

レーザーには色々種類があるのですが、多いのはCO2ガスレーザーです。

エステ

※エステなどでもレーザーは使われています※

なぜアレルギー反応が起こらなくなるのか?

例えが怖いのですが、火傷をした皮膚が治癒過程で表皮がひきつれることがあります。
これをケロイド状態と言うのですが、レーザー治療は意図的に鼻粘膜をケロイド状態にさせて、鼻孔の空間を広げ、炎症を撮っていきます。

効果は? 痛みは?

効果は人それぞれですが、およそ半年ほど続くと言われています。
また、外科的治療になるため、ほとんどの人に効果があると実証されている治療法です。

そして痛みの方ですが、鼻粘膜を焼くと聞くと痛そうに聞こえますが、レーザー光線やガスで焼きますので痛みは感じず、出血もありません。
また、病院によっては、鼻に詰める麻酔をかける場所もあります。

ただ、治療中鼻から煙が出てくる事があり、驚かれるという話を聞きます。

術後に鼻の中のかさぶたが取れた後に強く鼻をかむと、鼻血が出ることが多々ありますが、それは一過性のことなので心配せずとも大丈夫です。

鼻血

鼻血が出ても大丈夫です

スケジュールは?

大抵、「問診・検査」⇒「検査結果・手術の確認」⇒「レーザー治療」⇒「経過観察」といったようなスケジュールで行うでしょう。
レーザー治療自体は10~15分ほどで終わりますが、その後、様子見などをしますので、大体1時間ほど予定を空けておくと良いでしょう。

金額は?

保険が効いて10,000円ほどでできるところがほとんどです。
ただし、予め診察や検査をするので、その分の見積もりもしてください。

向いている人は?

  • 花粉症の薬が飲めない(受験生・病気・ドライバー・胃が弱いなど)
  • 多忙で、花粉シーズンに小まめに病院へ通えない
  • 妊娠を希望している(妊婦は受けられないケースが多いので相談してください)
  • 鼻症状のみ、薬を飲んでも落ち着かないほど酷い
  • 通年を通して鼻炎である

このような場合におすすめされることが多いです。

デメリットは?

  • 喘息を持っている方は、受けられない事がほとんどです。
  • 鼻症状は治まりますが、目や喉に出る花粉症症状には効果はありません。
  • 未熟な医師によって失敗されてしまうと、涙が止まらなくなってしまったり、かえって鼻詰まりが酷くなることもある。
  • 永久的な治療ではないので、効果を感じられる期間に個人差がある
  • 病院によっては長期にわたり照射することは邪津眼精の可能性もあると、できない場合もある
  • 効果の程には個人差があるため、花粉が多い日には症状がでるケースもある
  • 症状が出ているときは治療できない
発症中

※症状が出ているときはできないのが難点……※

アルゴンプラズマ凝固治療とは?

レーザー治療と同じようなものですが、レーザー治療はCO2やレーザー光を利用しているのに対し、イオン化されたアルゴンガスの流れを使って、高周波電気をビームのように放射する方法を用います。

そのため、鼻粘膜のごく表面である、0.3mm程度の深さを焼いて固めていくことが出来るため、必要以上の焼きすぎを防ぎ、従来からのレーザー治療と同等か以上の効果を実感できるようになっています。

また、レーザー治療は回数に制限がありますが、アルゴンプラズマ凝固治療はもっと多い回数を繰り返し治療することができ、症状がぶり返すことに恐れを抱く心配が少なくてすみます。

オーロラ

※オーロラなどもプラズマでできてます※

効果は? 痛みは?

効果はレーザー治療と同じか、それ以上の効果を感じられます。
痛みも焼かれる深さが浅いため、レーザー治療よりも少なく、合併症なども少ないでしょう。

スケジュールは?

スケジュールはレーザー治療と同じで、「問診・検査」⇒「検査結果・手術の確認」⇒「レーザー治療(およそ10~15分程)」⇒「経過観察」となります。

レーザー治療よりも治療にかかる時間は少なく、およそ5分程度で終わるのも特徴です、

金額は?

レーザー治療よりも安く、保険が効いて6,000円ほどです。

その他、処方箋料や診察料もかかります。

向いている人は?

レーザー治療と同じです。

デメリットは?

レーザー治療よりもデメリットが少ないのですが、以下の方はアルゴンプラズマ凝固治療は受けられません。

  • 血液をさらさらにする薬を飲んでいる。
  • 妊娠中の方
  • ペースメーカーを入れている
  • 小学生以下

アルゴンプラズマ凝固治療とレーザー治療の違い

アルゴンプラズマ凝固治療はアレルギー症状が出ている時でも受けることができます。
また、レーザー治療よりも、短時間で処置ができ、ムラや焼きすぎなども少ないのが特徴。
さらに、アルゴンプラズマ凝固治療の方が、治療費が安いのもありがたいところです。

レーザー治療は術者の腕に左右されてしまうことがありますが、アルゴンプラズマ凝固治療の場合より正確に、より早く治療ができるので、今後ますますアルゴンプラズマ凝固治療を利用する耳鼻咽喉科が増えるでしょう。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。