花粉の大きさとマスクの関係について

大きさ比較

花粉・黄砂のサイズはマスクをすり抜ける大きさなのだろうか?

スギ・ヒノキと、花粉症のアレルゲンとなるものが日々、宮中を待っている状態ですが、この「花粉の大きさ」といものを皆さん、ご存じでしょうか?

花粉に限らず、黄砂やPM2.5、ウイルスなど、その実際のサイズを調べてみると、マスクの重要性とマスクの不要性、この双方の矛盾がわかるような気がします。

では、そのサイズを見てみましょう。

花粉の大きさ

スギ花粉

スギ花粉の大きさは約30μm。
わかりやすく言うと1000分の1㎜ですが、もっとわかりやすくすると、髪の毛の太さの平均直径が1㎜ですので、「髪の毛の太さの30分の1」ということですね。

一見すると「小さすぎてよくわからない」と思われるサイズですが、顕微鏡の写真なんかでみかける赤血球の大きさが6μmですので、それより少し大きいくらいと言えば、ちょっとだけわかりやすいかもしれませんね。

さらに小さい黄砂やPM2.5

黄砂

赤血球より少し大きいくらいと言われても、小さすぎてよくわからないサイズの花粉ですが、更に小さいのが黄砂やPM2.5。

黄砂の大きさは4μm。辛うじて赤血球よりも一回り小さい程度。

さらにそこからPM2.5はというと……なんと2.5μm。

本当に小さいのですね。

因みに細菌の大きさはPM2.5に比べれば大きい方なのですが、インフルエンザなどはかなり小さく、0.1μm。

もはや、理解の範疇を超えた小ささです。

例えるなら、花粉=スイカ>黄砂=ゴルフボール>PM2.5=ビー玉>インフルエンザ=砂一粒、このような感じでしょうか。

花粉が実は、いかに大きいかがわかりますね。

大きさ比較

花粉とマスクの大きさの関係

大きいと言っても、小さい花粉。

その大きさは赤血球よりも小さく、普通に布を織ったものでは当然マスクをすり抜けてしまいます。

ガーゼマスク

最近ではもう見なくなってきてしまいましたが、ガーゼマスクは布を織り上げて作った繊維でできたマスクですので、その隙間は大きく、ウイルスはもとより、花粉もすり抜けやすくおすすめできません。

もちろん、保湿性・保温性に優れているので、喉のケアの意味でのマスクとしては、ガーゼマスクが良いでしょう。

サージカルマスク

マスク

サージカル=「外科用の」という意味で、本来は医療用のマスクを挿すのですが、今時では、サージカルマスク=不繊維マスクという認識ですね。

当サイトでもサージカルマスクは不繊維マスクという意味合いで使っていますが、この不繊維とは繊維を折らずに絡めたり、混ぜたりして結合させた布のこと。

当然、ガーゼマスクよりも繊維間の大きさは小さく、花粉のキャッチ力は優れているのですが、それでも注意が必要です。

花粉用マスクと書かれたものに関しては、スギ花粉の30μm~40μmまでキャッチできる不繊維で作られています。

また、ウイルスカットマスクと書かれているものも、目の細かいフィルターや、特殊フィルターを使用しており、こちらになると、インフルエンザウイルスですら、カットできるというものです。

ですが、当然息苦しくなったりしますし、また、どんなに目の細かいウイルスカットマスクだったとしても、顔の横や鼻の部分に隙間ができてしまったりすると、そこからウイルスや花粉が入り込むため、フィット感もよく確認して付けるようにしましょう。

N95規格マスク

このN95マスクというのは、主に医療現場や工事現場など感染予防や防塵マスクとして使われる代物で、PM2.5はもちろん、0.075μmサイズの小さな粒子ですらカットできるという、凄いマスクです。

ただし、現場や感染拡大系の映画で観るようなごついマスクで、当然重くて息苦しいもの。

Amazon等でも購入は可能ですが、装着の際は覚悟して着けるようにしましょう。

例え

※こんなシーンで使われたり……※

マスクだけでは足りない

花粉はこのように小さく、マスクをしても侵入することが可能です。

また、黄砂などのアレルギーの場合は更に粒子が小さいため、マスク+αで対処するのがおすすめ。

マスクはまず、目的に合ったフィルターの物を購入。

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また、お茶やサプリメントを飲んで、身体の中から花粉の侵入を防ぐようにしてみましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。