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エバスチンのスイッチOTC市販薬花粉症の薬「エバステルAL」のすべて
処方薬のエバスチン(エバステル)からスイッチOTCとして、一般のドラッグストアで購入することができるようになった花粉症・アレルギーの薬「エバステルAL」。
- くしゃみ・鼻水・鼻詰まりといった鼻症状に有効。
- 1錠で1日有効。
- 眠くなりにくい。
といった3つの特徴があります。
【スイッチOTCとは】
処方薬として販売されていた薬の安全性が認可され、市販で売られることとなった薬のこと。
コンタック鼻炎ZやストナリニZなど、多くの花粉症の薬がスイッチOTCとして販売されています。
エバステルALとは?
元は「エバステル(エバスチン)5mg」処方薬のスイッチOTC市販薬。
エバスチンはヒスタミンH1受容体遮断という作用をしてくれる成分で、肥満細胞から出されるヒスタミン(アレルギー症状を起こす原因)を身体が受容するのを止めてくれます。
ただし、アレルギーの原因そのものを治すわけではありません。
第二世代の抗ヒスタミン薬で、脂溶性が低く、脳に作用しにくいため眠気や口の渇き、ぼーっとするといった副作用低く、使用しやすくなっています。
強さのレベルとしては「アレグラ」と同じくらいでしょう。
成分
- エバスチン5mg(抗ヒスタミン成分)
【以下添加物】
- 乳糖
- セルロース
- ヒドロキシプロピルセルロース
- カルメロースCa
- ステアリン酸Mg
- 無水ケイ酸
- ヒプロメロース
- マクロゴール
- 酸化チタン
- タルク
特徴
興和から販売されたアレルギー・花粉症用のお薬です。
特徴は3つあります。
- 1錠で1日効果が続く。
エバステルは血中半減期(血中に含まれるお薬の成分が半減する時間)が18時間と長く、1錠飲むと24時間効果が持続します。
そのため、飲み忘れや薬の携帯などの必要がなくなり、利便性が向上します。
- アレルギー性鼻炎に対し、優れた効果を発揮。
エバステルALはアレルギー誘発物質であるヒスタミンを身体が受容するのを防ぎ、さらにそのヒスタミンの放出を元から抑えることができるため、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりといった、主たる鼻の花粉症症状にとてもよい効果を発揮します。
- 眠くなりにくく、口が渇きにくい。
花粉症の薬にありがちな「眠くなる」「ぼーっとする」「口が渇く」といった副作用が起こりにくくなっています。
服用回数
1日1回1錠で24時間効果が持続します。
眠くなりにくいとはいえ、100%の保証が確立されている物ではありませんので、寝る前の服用をおすすめします。
また、翌日に長距離の運転や危険な作業、大切な試験が控えている場合は控えた方が良いかもしれません。
効果の範囲
くしゃみ・鼻水・鼻詰まりといった鼻症状に良く効きます。
副作用
程度は低いのですが「眠気」「口の渇き」「ぼーっとする」といった副作用はあり得ます。
寝る前の服用で回避することはできますが、翌日に持ち越される可能性もありますので、運転や危険な作業、大切な試験などが控えている場合は、服用も控えた方が良いでしょう。
【重い副作用】
重い副作用はほとんど起こらないと言われていますが、アナフィラキシーショックと長期間の服用による肝機能障害の可能性が起こる可能性があります。
服用後すぐに息苦しさを覚える、全身に蕁麻疹が表れるなどした場合は直ちに服用を中止し、医療機関へ相談へ行きましょう。
また、長期間の服用の場合は定期的な肝臓機能の検査をするようにしましょう。
子供には
エバステルALは15歳以上からの服用とされています。
15歳未満のお子様の場合は、服用させず、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。
妊婦・授乳中には
妊娠中・若しくは妊娠の可能性がある場合は、服用前に予め医師へ相談をするようにしましょう。
また、授乳中の服用は動物実験で乳汁への移行が認められたため、避けた方が良いとされています。
授乳中に花粉症症状が酷い場合は、かかりつけの医師に相談してみましょう。
その他の注意点
以下の薬を飲んでいる人はエバステルALを飲まないようにしましょう。
- 他のアレルギーの薬
- 風邪薬
- 乗り物酔い止め薬
- 催眠鎮静薬
- 鎮咳去痰薬
また、エバステルALを飲んでいる間は、飲酒は避けるようにしましょう。
価格
1箱6錠入り=1,400円(税抜き)
1箱12錠入り=2,000円(税抜き)
※各ドラッグストアのセールや割引によって価格は変わります※
入手方法
各ドラッグストアにて購入しましょう。
口コミ
- ちょっと高い。
- 鼻の通りは良くなりましたが、一時的な感じでした。
- 予防として飲みましたが、くしゃみがとまりません……。
- 効果が長続きするので寝る前に飲んでいたら、症状が治まるようになりました。
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