花粉症で熱が出たり、関節痛やだるさが出たりすることは多々あります。
では、喉の痛みを合わせた熱はどうなのでしょうか?
花粉症で喉の痛みは出るの?
花粉症症状の一つとして「喉の痛み」というのは、実はよく聞く話なのです。
花粉は空気中を漂い、鼻によって吸われ、体内に侵入してきます。
その際に、喉に付着したり、口呼吸が原因でダイレクトに喉に付着してしまうこともあります。
この時、喉にアレルギー反応が起こって、喉の痛みとして症状が出てきてしまうのです。
また、アレルギー反応ではなくとも、二次的障害が起こり喉の痛みや炎症、発熱が出てしまうこともあります。
喉の痛みの原因①
花粉はそれ自体は身体にとって無害な物ですが、それが喉に付着したりすると、身体が異質な物が喉に付いたと勘違いします。
そうすると脳が「ヒスタミン物質」という、身体にとって有害な物を排除するための免疫反応を起こす物質を出します。
それによって、くしゃみや鼻水、涙が出て花粉を身体の外に押し流そうとするのですが、喉の場合は「咳」が出て付着した花粉を排除しようとします。
そのため、喉が痛み、炎症して熱が出てしまうことがあります。
喉の痛みの原因②
鼻づまりが原因で喉に雑菌やウイルスが入ったため喉が炎症することもあります。
花粉症の場合、酷い鼻づまり、鼻水によって鼻呼吸が困難になります。
そのため、無意識に口呼吸(口を開けて呼吸)してしまい、ダイレクトに喉にウイルスや雑菌が付着、感染性の炎症が起こってしまうのです。
鼻呼吸の場合鼻毛や線毛などが防御壁となり、ウイルスの侵入を阻止しているのです。
喉の痛みの原因③
口呼吸により喉が乾燥して炎症してしまうため。
口内は通常適度な湿気を保った状態でいるものですが、鼻づまりなどで口を開けたままとなり、それで呼吸をしていると喉まで乾燥してしまいます。
すると、感想によって喉の粘膜が傷つき、そこから炎症が始まっていくのです。
喉の痛みの原因④
喉の痛みの原因①と同じですが、「鼻から吸い込んだ花粉が喉に溜まってしまう」という点もあります。
鼻と口は繋がっており、鼻の後ろの方から「後鼻漏」として花粉を含んだ鼻水が喉へ流れっぱなしになり、喉に花粉が付着していきアレルギー反応を起こし、延焼してしまうということがあります。
この場合、立っているときよりも、寝ているときの方が後鼻漏が起こりやすく、喉に花粉が溜まりやすいため、明け方の「モーニングアタック」として咳が出たりすることが多いです。
花粉による喉の痛み・発熱を防ぐには?
花粉症の人間が、喉に花粉が付着してしまうと喉の痛み・発熱を起こしてしまうことはおわかりいただけたかと思います。
では、それを防ぐ方法は「喉に花粉を付着させない」ことに限るのです。
【花粉を喉に付着させない方法】
①マスクを徹底する⇒マスクをすることによって花粉の侵入を防ぎます。
また、マスクと口・鼻の間に湿った空気が溜まることにより、乾燥で喉が痛むことも防げるのです。
②小まめな掃除⇒衣類や布団に付着した花粉を極力減らすことによって、吸い込んでしまう花粉の量を減らします。
また、布団に付着した花粉を減らすことによって、寝ている間の花粉の取り込みを減らし、モーニングアタックを減らすことが出来ます。
③加湿器の使用⇒加湿することによって花粉が飛び交うのを防ぎ、また喉が乾燥することを防ぎます。
空気清浄機の使用⇒室内に入った花粉を空気清浄機で防ぐことにより、花粉を吸い込まないようにします。
④小まめな水分の摂取⇒喉に常に潤いを持たせておくことで、感想を防ぎ、炎症を起こしにくくします。
また、喉に付いた花粉を水で押し流すことも期待できます。
⑤飴をなめる⇒唾液の分泌を促し、喉に潤い糖分のバリアーを貼ることが期待できます。
どうしても苦しくなってしまったときは、お薬にたより、喉の炎症からの発熱や、二次的な感染を防ぐようにしましょう。
コメントを残す