子どもがアトピーとわかってもできることはたくさんある!!
子どもが毎日痒いと訴え、病院へ行ってみたらアトピー性皮膚炎と言われた。
その時、あなたはどう思いますか?
多少なりともショックを受ける人がほとんどでしょう。
「私のせいかもしれない」と悩む人もいれば、「お前のせいだ!」と攻められる人もいます。
また、「これからどうしよう」「○○ちゃんがかわいそう……」なんて沈む人もいるかもしれません。
ですが、悩んだり、ショックを受けたりする前に、親が子どもにしてあげられることはたくさんあります。
有名人の中でも子どもがアトピー性皮膚炎で悩んでいたと告白した人もいましたが、いずれも無事成長し、毎日を楽しく過ごすことができるようになっています。
まずは、子どもがアトピー性皮膚炎と言われたら、大人である私たちができることをお伝えします。
乳幼児から小学生くらいまでなら
このくらいの子どもは「我慢をする」ということが極端に出来ません。
当然、大人でも痒くて思わず掻きむしってしまうアトピー性皮膚炎を、子どもが我慢できるはずもありません。
まずは子どもがかゆがったら「痒いんだね」「わかったよ」と言って、お薬を塗ってあげたり、お薬を塗った後であれば、なにか気を紛らわす事をさせてあげましょう。
「かわいそう!」「どうしよう!」と親が言い続けてしまうと、子どもは「自分はかわいそうな存在なんだ」「お父さんお母さんを心配させてしまっている」とすり込まれてしまいます。
アトピー性皮膚炎であっても、痒くなることがあっても、ボクはボクだ。
そのように、自尊心を育ててあげるよう、親はどっしり構えてあげましょう。
もちろん、痒くなる原因物質の追求や念入りなお掃除は必要です。
ですが、そのことで自分自身を追い詰めないよう、ほどほどにしていきましょう。
子どもの時のアトピーは自然と治ることが多いので、あまり気負わず、まめな保湿とお掃除をしていきましょう。
【親が出来ること】
- まめな掃除
- かゆみから気を紛らわせてあげる
- お薬の塗布
- アレルゲンの究明
中学時代から20歳くらいまでなら
青春時代の肌荒れは体に対するダメージよりも、精神面で重くのしかかることが多いでしょう。
ただし、このくらいの年齢まで行くと「自制心」というのがそこそこ出てきます。
「掻きむしったら余計悪くなる」ということは、自分が一番身に染みてわかっているハズなので(もしわかっていないようでしたら、親御さんがしっかり言い聞かせましょう)、通院の付き添いや家の掃除、バランスの摂れた食事を提供するという縁の下の力持ちになってあげると良いでしょう。
特に、肌が荒れてしまいガサガサになってくると、いじめや恋愛事情で精神的な負担が大きくなることもあります。
いじめの場合はしっかりと解決策を講じ、親として守ること。
恋愛事情などでしたら、遠くから子どもが乗り越えていくのを見守ってあげましょう。
特に、「今日は調子良さそうね」「今日は痒そうだけどどうしたの?」等と、親が気にしてしまうとそれが子どもの負担になることもあります。
また、多感な時期でもありますので、腫れ物に触るように接するのも逆効果。
アトピー性皮膚炎の治療の手伝いはしつつ、遠くから見守って、精神面での支えになってあげましょう。
【親が出来ること】
- 家のまめな掃除
- 栄養管理
- 治療のサポート
- 精神的なサポート
家の掃除はいつでもおすすめ。でも……
自分の子どもがアトピー性皮膚炎でかゆがっているのを見るのは辛いもの。
人によっては、仕事も辞めて、栄養の勉強をしたり、あれやこれやと民間療法に手を出したりして、だんだんと追い詰められていく場合もあります。
ですが、何事も「ほどほど」「適当」が一番。
アトピー性皮膚炎はストレスによっても悪化したりするのですが、子どもにとっての一番のストレスは、親がイライラ・憂鬱な顔していることではないでしょうか?
某芸能人は、家の掃除を徹底的にすることで、子どものアトピー性皮膚炎を減少させた……と言っていましたが、それでも、家の掃除のために仕事を辞めたり、好きなことを辞める必要はありません。
育児で追われているときに1日2時間も掃除なんて出来ない! となるかもしれません。
そんな時は、出張の家政婦さんなどを1週間に1回雇い、ホコリやカビなどの掃除を任せる。
自分は毎日30分~1時間出来るところを掃除するなどと、折り合いをつければ良いのです。
いけないのは、全く掃除をしないことですが、そんなことは生きていく上で不可能でしょう。
栄養面でのサポートも大切ですが、そのために根を詰めて栄養学や漢方食の勉強をする必要はありません。
極力3度の食事を手作りにする。
どうしても気になる栄養素があれば、サプリメントで取り入れてみる。
それだけでも十分です。
あまり自分を追い詰めることなく、出来る範囲で、出来ることをやってあげましょう。
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