アレルギー性気管支喘息の海外事情!

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世界でも問題になっている「アレルギー性気管支喘息」の対処法

「もしかしたら日本以外の国に行けば、アレルギー性気管支喘息は治るのでは?」なんて考えを持っている方もいるかもしれませんが、花粉症やアレルギー性鼻炎が日本だけの問題ではないのと同じように、アレルギー性気管支喘息も世界中で問題になっている厄介な疾患です。

日本ではハウスダストやスギ花粉などがきっかけとなり発症してしまったり、明け方や運動時に発作が起こってしまうことの多いアレルギー性気管支喘息ですが、海外ではどのようになっているのでしょうか?

また、日本以外の国ではアレルギー性気管支喘息はどのように対処していっているのか、合わせて調べてみてみましょう。

ドイツの場合

ドイツ

ドイツは日本と同じようにアレルギー性気管支喘息のガイドラインに従い、治療を行っています。

ドイツでの喘息の発症に関わる因子も日本と同じようなもので「タバコや食事」「ハウスダストや花粉」「アスピリン」等とされており、診察の際に「アトピー体質ではないか」などの問診をしたり、吸入ステロイド薬を中心とした薬を処方したりと、日本とあまり変わりはありません。

喘息が日本にいる頃から発症している場合は、恐らくドイツでも言葉が通じなかったとしても、その典型的な症状からすぐに判断することもでき、適切な治療を受けることができます。

もし薬を服用している場合でも、同じような薬を処方してもらえるので安心です。

アメリカの場合

アメリカ

アメリカの場合、「ピーク・フロー」という測定法をまず行い呼吸量を確認、吸入ステロイド薬や抗アレルギー薬などを処方してもらいます。

ピーク・フローとは、お腹から息を吸って、全力で吐き出すことのできる呼気量を調べる検査のこと。

アメリカの場合、医療制度が日本と異なり、保険が利かないこともあり、医師による処方薬があまりありません。

ですので、薬局などで症状を伝え、薬をもらうのが主流なのですが、実はアメリカ、「喘息」が国民病とも言われるほど患者数が多いため、薬もTVCMで流されるほどたくさんあるのです。

1980年頃から急増した喘息患者は1990年代半ばで約75%増加。
小児喘息に関しては160%も増加しているという、非常事態なのです。

アメリカでここまで喘息が増えた理由は、大気汚染やハウスダストの増加だという研究者もいれば、粉ミルクを使う家庭が増えたからだという人もいるし、肥満と関連しているという者もいて、まだ確定には及んでいません。

アメリカの医療制度では「病院へ行く」という事がとても費用のかかることであり、貧困層の家庭では病院へ行くこともできず、発作を起こした際に適切な治療を受けられず死亡してしまう人も激増しているとのこと。

もし、アメリカへ行った際に喘息の発作が現れてしまったら、日本人であれば旅行用の保険などありますので、躊躇せず救急医療を受けるようにしましょう。

イギリスの場合

イギリス

イギリスでも大気汚染の影響もあり、アレルギー性気管支喘息が増えていると言われています。

イギリスではホームドクターといい、専門の科の病院にかかる前にある程度の疾患を見てくれる、家庭医というものが存在します。

  • イギリスに友人がいる。
  • ホームステイしている。

等といった場合は、まず、ホームドクターを紹介してもらい、治療を受けるようにしましょう。
(大抵は無料ですが、予約から3日くらいかかる事もありますので注意が必要です)

もし、そうした知り合いがいない場合は総合病院などに行く必要が出るかと思いますが、その時は注意が必要です。
なぜなら、予約から診察まで数週間かかります。

このようにイギリスは無料で医療が受けられる代わりに、予約がなかなか取れず治療が受けられないという難点があります。

もちろん、緊急時は別ですので、発作が起こり呼吸困難に陥った場合は救急車を呼んでもらいましょう。
(イギリスの救急車は111をコールです)

もし、急ぎで薬が欲しいときは、基本的に薬局で薬剤師さんに相談し、薬をもらうのが主流。

ですが、ここでも注意が必要。

イギリスと日本では喘息の薬の種類がけっこう違うのです。
喘息の薬の場合、合うもの、合わないものが顕著に出ることもあり、イギリスで出された薬が合わなかった場合症状が悪化する可能性もあるのです。

もし、日本からの旅行者であれば、ロンドンにあるジャパニーズメディカルセンターへ行き、診察を受けさせてもらえれば、日本と変わりない薬を処方をしてもらえるため、安心できるでしょう。

因みに、海外旅行保険に加入していれば、支払がゼロになることがほとんどですので、アレルギー性気管支喘息を自覚している場合は、保険に入るようにしましょう。

オーストラリアの場合

コアラ

オーストラリアでは、世界的にも珍しい喘息「雷雨喘息」が発生し、ニュースにもなったことがあります。

オーストラリアは国土の大半が砂漠で、どちらかというと、砂やハウスダストによるアレルギー性気管支喘息が起こりそうなイメージですが、実は牧草の花粉によるアレルギー性気管支喘息が問題となっている国なのです。

牧草による花粉症などはイギリスでも、日本のスギ花粉のように問題になっているのですが、オーストラリアの場合、季節性の激しい雷が空気中で花粉を破裂させ、通常よりもさらに細かな微粒子となった花粉を巻き上げた暴風雨が大気を覆ってしまうのです。

通常の花粉の大きさであれば、鼻毛や鼻粘膜が食い止めてくれるのですが、あまりに細かくなってしまうと、そのまま気管の奥まで花粉が到達してしまい、今まで喘息の発作を起こしたことのなかった人でも、突然アレルギー性気管支喘息の発作を起こしてしまうのです。

一番怖いのは、急スピードで呼吸困難になってしまうこと。

毎年、この雷雨喘息の時期は救急車が鳴りっぱなしになり、救急医療現場は、さながら戦場のようになると言います。

酷い場合は死者まで出てしまうというこの雷雨喘息。

オーストラリアのみならず、アメリカやカナダ、イタリアやイギリスなどでも発生しているとのこと。

日本ではまだ発生していないものですが、ゲリラ雷雨がもしスギ花粉のシーズンで発生するようになったら…………。

遠い国の出来事と思わず、しっかりと対策を練っていくことが大切ですね。

アフリカの場合

アフリカ

ワイルドで、大自然を想像するアフリカですが、やはり、アフリカでもアレルギー性気管支喘息に悩まされるようになってきました。

基本的にサバンナや砂漠など、自然溢れるアフリカですが、都市部では近代化が進み、都会に住んでいたり、移住した子どもなどがアレルギー性気管支喘息を発症する様になってきてしまいました。

困ったことに、都会化は進んでも、今だ医療制度が整備されていないため、病状をコントロールすることが難しく、生活が困難になる場合もあります。

貧しさのせいから体を温めることができず喘息の発作など起こして死亡してしまう子どももいるため、これからの生活水準の向上を期待する他ありません。

日本から旅行で訪れる場合、サバンナの見学などではあまり発作を起こす可能性はないものの、乾燥し、ほこりっぽいこともありますので、吸引ステロイド薬の常備をするなど、しっかりと対策をして旅行した方がよいでしょう。

また、発展途上の地域(スラムと呼ばれるところ等)へ行くと、廃タイヤを燃やしていたりと、とても大気の状態が悪いため、呼吸器官にダメージを負う可能性もありますので、予め下調べをして移動するとよいでしょう。

中国の場合

中国

大気汚染の影響が激しい中国。

「中国での商売は命がけ」と海外から中国へビジネスで済むことになった外国人にそう言われるほど、喘息などの発症率が上がってしまったそうです。

関連⇒ニュースサイト

アレルギー性気管支喘息といっても、原因は様々。

ですが、中国の場合黄砂と排気ガスや工場の煙などケミカルなモノが原因となることが多く、また、日本よりも乾燥しているところの方が多い為、やはり本国の人でも気管支系の病気どころか、心臓系の病気も増加しているようです。

基本、マスクで対処している中国の人々ですが、それでも防ぎきれないこともあります。

漢方は未病や慢性疾患などには効果があるのですが、やはり発作や炎症といった急激に現れる症状には、やはり西洋医学のがっつりピンポイントのある治療法が効果的。

中国でもアレルギー性気管支喘息に鳴ってしまった場合は、病院へ行きステロイド吸引薬で症状を抑えつつ、どうにか日常を送るようにしているそうです。

アレルギー性気管支喘息でも暮らせる国は!?

ハワイ

アメリカ・中国・イギリス・ドイツ・オーストラリア・アフリカと、大まかな国でのアレルギー性気管支喘息の状態や対処法をお伝えしてきましたが、それでは逆に、アレルギー性気管支喘息を持っていたとして、住みやすい国はどこでしょうか?

まず、日本では沖縄に短期移住する花粉症の人や、アレルギー性気管支喘息を持っている人がいると言われていますが、そこから考えると「花粉が偏って多くない」「湿度が適度にある」「気温の差が少ない」「ゆったりとしている(ストレスを受けにくい)」地域がよいでしょう。

そこで上げられるのは「ハワイ」。

ハワイは年中温かく適度に湿気があり、何かに偏って多くの花粉が飛散するわけでもありません。

私の知り合いでも、ハワイ旅行に行き、バカンスを楽しんでいる間は一切喘息の症状が現れないと、本機で移住を考えている人もいるほどです。

もちろん、移住するには色々と条件があり大変ですが、本当にアレルギー性気管支喘息の発作が酷くなる期間だけでも、ハワイ旅行ができるようになるとよいですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。