子どもにも起こるアレルギー性鼻炎のケアとは!?

子どものアレルギー性鼻炎

年々増加の一方をたどる子どものアレルギー性鼻炎について

毎年毎年、子どもの花粉症が増加していくと同時に、アレルギー性鼻炎の子どもの数も増えていっています。

今では、2~3歳でアレルギー性鼻炎と言われる子どもの珍しくありません。

10歳以下でアレルギー性鼻炎になる子どもの場合、粘膜の感受性が強く、大人になってからアレルギー性鼻炎になるケースよりも、重く症状が現れるケースも多く、治療は必須とも言えるでしょう。

では、子どものアレルギー性鼻炎とはどのように起こるのか、大人との違いや、治療の方法などを調べてみましょう。

大人と違う症状の特徴を表す子どものアレルギー性鼻炎

大人と子ども

子どもがアレルギー性鼻炎に鳴ってしまった場合、大人とは違う症状を出すケースが多いと言われています。

その1「症状が曖昧」

大人と違い、くしゃみ・鼻水・鼻づまりがアレルゲンに接するとずーっと出る……というケースよりも、鼻づまりだけがでる、鼻をかゆがったりする……といった、ちょっと偏ったような、曖昧な症状が出ます。

子どもの場合、くしゃみがあまり出ない場合も多いと言われています。

その2「他の病気も併発しやすい」

子どもがアレルギー性鼻炎担った場合、副鼻腔炎に鳴ってしまったり、中耳炎になってしまうことも多々あります。

これは、大人との違い症状を明確に伝えることができなかったり、我慢できず耳や鼻をかいてしまうなどといったことが原因でしょう。

このように大人と違って、「症状が曖昧で大人が気がつかない」「放置してしまう」「症状が悪化する」というケースが多々ありますので、親御さんはいつもと様子が違うなと思ったら、すぐに病院へ連れて行くなどといった、対処を取っていくようにしましょう。

子どものアレルギー性鼻炎の検査方法

小児科

検査の仕方は基本的に大人と同じです。

鼻粘膜の状態を確認し、粘膜が青白く膨らんでいたり、鼻水が粘膜の周りを覆っているとだいたいがアレルギー性鼻炎です。

また、鼻水を取って好酸球の数値を調べたり、血液検査をしたりします。

子どもの場合注射を嫌がることが多いのですが、イムファストチェック」などといった血液検査の方法ですと、注射をさして血を抜くわけではないため、1~2歳の赤ちゃんでもできます。

【イムファストチェック】

指の先をパチンと細く小さな針で刺して、にじみ出てきた血液で検査をする方法。

スギ・ネコ・ダニのアレルギーならその日のうちにわかります。

子どものアレルギー性鼻炎の治療法

薬シロップ

子どものアレルギー性鼻炎の治療法は、基本的に大人と同じで、抗アレルギー薬を服用しつつ、アレルゲンから遠ざけていく対処療法となります。

抗アレルギー薬は子ども用のシロップも出ていますし、小さな内から薬を飲ませることに難色を示す親御さんもいますが、そのままアレルギー性鼻炎を悪化させ強い薬を服用することになるよりかは、遥かに負担は少ないと言えるでしょう。

また、7~8歳くらいになり、10分程度じっと座っていられるようになれば、レーザー治療を受けることも可能です。

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12歳になれば、花粉などがアレルゲンのアレルギー性鼻炎なら舌下免疫療法を受けることもできますので、それまでは、今よりも症状を悪化させないよう、薬を飲ませ、状態を落ち着かせていくようにしましょう。

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子どもがアレルギー性鼻炎になってしまったら

親子

子どものアレルギー性鼻炎はわかり難く、また、乳幼児はよく鼻水を出しているので、大人が気がつくのが遅れることもあるでしょう。

ですが、乳幼児の場合は鼻が詰まってミルクが飲めなくなってしまったり、少し大きくなった子どもでも、鼻をいじって鼻血が止まらなくなったりすることがあります。

直接命に関わることではありませんが、適切な対処法をしなかったり、薬を飲ませずにいると、中耳炎や慢性蓄膿症などといった、余計な病気を併発して、さらに辛い目に遭ってしまうことがあります。

また、子どものうちにアレルギー性鼻炎になってしまうということは、アレルギー体質であることは否めません。

そのため、アトピー性皮膚炎になる可能性や、気管支喘息になる可能性もありますので、気がついた段階でよりいっそうの見守りをしてあげるようにしましょう。

薬以外にも、ネブライザーなどの吸引が有効であることもありますので、普段から行きつけの「耳鼻科」を見つけておき、小まめに吸引を受けて慣らすようにしましょう。

もちろん、嫌がってもマスクをさせるようにして、アレルギー性鼻炎や「アレルギー」に対する対処法そのものに慣れさせていきましょう。

子どものアレルギー性鼻炎

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。