花粉症対策のサプリメント大公開

サプリメントの山

お薬よりもサプリメント!?花粉症に効果的なサプリ紹介

お茶やヨーグルトやスーパーフード。
レンコンや青魚。
どれも身体に良くて、花粉症改善に優れた栄養素を含んでいますが、これらの物を長期的スパンで食べ続けたり、飲み続けていくのはかなり大変。

特に、今時は会社の付き合いで飲みに行くことや、忙しくてちゃんとしたご飯を作れない時もあります。

そうしたときに、1粒飲めば栄養素が取れるサプリメントはとても重宝するもの。

もちろん、毎日ご飯を食べる代わりにサプリメントで栄養を取るなどといったことはとても危険ですが、「昨日は飲み過ぎたので整腸剤を飲もう」とか「これからがっつり運動するのでビタミンBを飲もう」、そして、「最近忙しくて野菜が取れてないから、今日だけはビタミンCを飲もう」といった活用法はサプリメントを飲む方法として、とても理にかなっています。

そんなサプリメントの中で、花粉症対策におすすめの物を、どのような時に飲むとよいかという事を合わせてお伝えしたいと思います。

ビタミンC

シナール

ストレスや運動、飲酒やたばこなんかでもすぐに消費されてしまうビタミンC。

それだけ、ビタミンCは色々な物の代謝や、身体を守る事に使われているのですが、ビタミンC自体は水溶性で熱に弱く、フルーツや飲み物などから摂取するにもなかなか難しい栄養素。

そんなビタミンCですが、実は花粉症の発生元である「ヒスタミン」の量を減らせる事ができるということが、わかりました。

花粉症のメカニズム

2017.05.26

また、ビタミンCは免疫力向上や、肌、喉や鼻の粘膜などを守るために必要な栄養素です。

効率よく摂る事が難しいとされているビタミンCは、サプリメントで気軽に摂ると胃でしょう。

どんなときにビタミンCサプリを飲むといいの?

  • 前日にお酒を飲んでしまったとき
  • たばこを吸う、若しくはたばこを吸う人と一緒にいたとき
  • 風邪を引いた等、体調を崩したとき
  • 疲れを感じた時
  • 甘い物をたくさん食べたあと

因みに、ビタミンCは摂取しても2~3時間後には尿や汗となって排出されてしまうため、「一度にたくさん」ではなく、小まめに少量ずつ」摂取するのが理想とされています。

また、食後に飲んだ方が吸収がゆっくりになりますので、ビタミンCサプリを飲む時は規定量を細かく分けて、食後やおやつの後に飲むようにしましょう。

注意
ビタミンCはあまり副作用を聞きませんが、刺激性の物なので胃が痛くなってしまったり、尿結石ができやすくなる可能性もあります。飲み過ぎには注意して適量を服用しましょう。

 

じゃばらサプリ

じゃばらサプリ写真

花粉症と言えばこれ!! と言われるほど、じゃばらサプリは花粉症対策サプリとして優秀です。

花粉症対策に「じゃばらサプリ」が最適な理由

2017.09.11

花粉症にはビタミンCとフラボノイドの二大栄養素が効果的と言われているのですが、このじゃばらサプリは豊富なナリルチンと呼ばれるフラボノイドが含まれており、また、柑橘から抽出されたものですので、ビタミンCも豊富。

ただし、じゃばらそのものは酸っぱくて、そのままでは食べられる物ではありませんし、和歌山県の北山村というところでしか今のところ栽培されていないため、サプリメントが一番効率的かつ、経済的です。

通常の薬局ではなかなかお目にかかれないので、通販などを利用しましょう。

どんなときにじゃばらサプリを飲むといいの?

  • 朝からクシャミ・鼻水等、花粉症状が出始めているとき
  • 花粉予報で大量に飛散すると予想されるとき
  • 普段から花粉症予防として
  • 症状が出そうな気がした段階で
  • 試験などを控え、薬で眠くなるのが不安なとき
  • 妊娠・授乳中で薬が飲めない場合

じゃばらサプリは1回で飲む量が9~12粒と多いのですが、個々の判断で、そこまで酷くないときは9粒、しっかり飲んで抑えたい場合は12粒と調節するとよいでしょう。

また、じゃばらサプリで副作用がおこったという話は聞いたことはありませんが、強度の柑橘アレルギーの場合などは、一応注意して飲むようにしましょう。

じゃばらサプリでも抑えきれなかったら処方薬。そんな風な飲み方もよいでしょう。

ビオチン

ビオチン

ビオチンはビタミンHのこと。

ビタミンHはタンパク質の合成や免疫機能向上に使われる栄養素で、不足してしまうと皮膚の免疫力やターンオーバが低下することがあります。

また、アレルギーを引き起こすヒスタミンの「元」である「ヒスチジン」を体外へと排出させる働きもあると言われています。

こちらもなかなか吸収しにくいビタミンなので、できればサプリメントで摂っていくと良いでしょう。

どんなときにビオチンを飲んだらいいの?

  • 肌が荒れているとき
  • 花粉で肌がかぶれているとき
  • 肌がガサガサになってしまったとき
  • レバー・豆類・卵をしばらく食べていないとき
  • トレーニングなどで卵白ばかりたくさん食べてしまった時

ビオチンは通常の食生活で不足することはあり得ないのですが、卵白に含まれるアビジンと結合しやすく、卵白ばかり食べていると、ビオチンの吸収が阻害されてしまうため、アスリートやエクササイズ中の人、ボディービルダー等は欠乏することがあります。

また、抗生剤の長期服用などで腸内細菌が悪玉よりに傾いてしまうと、ビオチンが少なくなることもあります。

ビオチンは腸内の善玉菌をエサとして、吸収してしまいます。
ビオチンサプリメントを飲んだ時は、ミヤリサンなど整腸剤も一緒に飲むようにしましょう。

ミヤリサン
注意
ビオチンは少なくなっても良くないのですが、多量に摂取した場合に、胎児に催奇性がみられたという実験結果もあるため、妊娠中や、妊娠予定の方は主治医に相談するようにしましょう。

ビタミンB6

ビタミンB6

免疫バランスを正常化し、近年では喘息の発作を防ぐ効果もあることが研究機関より明らかになりました。

このビタミンB6、アレルギー症状を起こす方の多くが欠乏している状態だと、言われています。

アレルギーや喘息を抑えるためのホルモンを作るためにも、ビタミンB6は欠かせない栄養素なのですが、タンパク質を食べたりすると、それをアミノ酸に分解するために消費してしまいます。
つまり、現代の日本人はタンパク質の摂取が多くなってしまっているため、ビタミンB6が欠乏している人が多いのでしょう。

どんなときにビタミンB6を飲んだらいいの?

  • 運動をした後
  • タンパク質(お肉など)をたくさん食べた後
  • お酒を飲んだ後
  • 風邪をひいた等をして抗生物質を飲んでいるとき
  • アレルギー性の喘息や咳が出るとき

ビタミンB6は鰹やマグロ、サンマなんかにも豊富に含まれているので、そうした物を食べた時は、サプリメントは飲まないようにしましょう。

ビタミンB6は脂肪の代謝を助ける作用もありますので、お酒をよく飲む人は脂肪肝などを防ぐ意味でもよいと言われています。

注意
ビタミンB6は1日200mgが上限とされています。
大量に・長期的に摂取していくと神経系の障害が起こることもあると言われているため、過剰摂取にならないように気をつけましょう。

ブルーベリーサプリメント

ブルベリーサプリメント

目に良いと言われている、アントシアニンが豊富なブルーベリー。
そのサプリメントは花粉症対策としても優れています。

ブルーベリーの中には「アントシアニン」と呼ばれるフラボノイドが入っているのですが、これは体内でヒスタミンが放出されてしまうのを防ぐ役割を果たします。

もちろん眼精疲労にもとても役立つ栄養素で、抗酸化作用や、筋肉疲労や、過酸化脂肪を抑える働きもあります。
ただし、「視力回復に良い」とされるデータに関しては、いまだどこの研究機関からも出ていないため、科学的には立証できないのですが、岐阜薬科大学の研究によると視細胞にブルーライトを当てた結果、細胞の働きが4割ほど抑えられてしまうのですが、アントシアニンを添加した場合それが3割ほどに減るそうで、僅かながらも確実に目のダメージを減らすことがわかりました。

このようにヒスタミンの放出の抑制に加え、現代病とも言える眼精疲労回復に役立つアントシアニンは、サプリメントで摂るとブルーベリーを食べるよりも手早く、効率的に吸収することができます。

どんなときにブルーベリーサプリを飲んだらいいの?

  • 目の疲れが気になるとき
  • 夏場など、日中に屋外で作業をするとき
  • スマホやモニター画面をよく見ることが多い時
  • ゲームを超時間したとき
  • 目の乾燥や花粉の目症状が気になったとき等

アントシアニンを含んだブルベリーサプリメントは、今や色々なメーカーから様々な価格帯で出ています。
手始めに安めのものを購入し、試しに飲んで効果を見定めてみるのも良いでしょう。

因みに、ブルーベリーに限らずず、アントシアニンを含む植物は「紫キャベツ」「ナス」「赤リンゴ」「イチゴ」などあります。

 

これらはサプリメントを摂取することによって、得る可能性のある効果を記載しています。
「絶対」を確証するものでもなく、サプリメントの飲み過ぎによる副作用は知られていないこともあります。

当記事では入念に調査した上での記載としていますが、自己責任にて服用いただけますようお願いいたします。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。