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花粉症の薬の分類
花粉症の薬には「内服薬」「点鼻薬」「目薬」といった物がメインで使われています。
それぞれの特徴と効果について調べてみましょう。
内服薬
花粉症の内服薬には「抗ヒスタミン薬」と、「ステロイド剤」があります。
ステロイドはアレルギーに限らずアトピー等にも効く、ある種万能な薬なのですが、成分が非常に強く、内服薬は処方薬でしか手に入れることは出来ません。ステロイド
もちろん副作用も強いため、眠くなったり、胃が痛くなったりといった副作用の他、長期服用で腎臓障害なども起こしやすいため、基本的に長くても2週間以内に抑えた方がよいと言われています。
アナフィラキシーショックを起こすような、酷い状態の時にガツンと使って一気に抑える様なイメージで服用するものだと思ったほうが良いでしょう。
例)セレスタミン
第一世代抗ヒスタミン薬
初期の頃のアレルギー薬。
鼻炎カプセルなどのほとんどの市販薬に入っている、広く使われてきた成分。
副作用として、強い眠気や口の渇きが上げられるため、現在では第二世代の抗ヒスタミン薬が主流です。
例)ポララミン
第二世代抗ヒスタミン薬
第一世代よりも副作用が抑えられたアレルギーの薬。
効き目が弱くなった分、副作用も抑えられて、眠気などの心配が軽減されました。
今では花粉症の薬と言えば、ほとんどがこの第二世代抗ヒスタミン薬です。
1回で24時間効くものや、効き目が弱く12時間しか持続しないものの副作用がほとんどないものなど色々と種類があります。
例)アレグラ アレジオン タリオン アレロック ジルテック
点眼薬(目薬)
目薬にも内服薬同様、種類がいくつかあります。
抗アレルギー薬
即効性はないものの、副作用がほとんど無く、予防的に使える目薬。
即効性がないため、一時的なかゆみや炎症なら、市販の点眼薬を使うというのもおすすめです。
例)ペミラストン インタール アルガード
抗ヒスタミン薬
あまり副作用はないものの、長期使用で眼圧の上昇が起こる可能性があるものもあります。
かゆみで赤くなってしまったり、結膜浮腫を起こしてしまった場合などに使用されます。
例)ザジテン アルガード
ステロイド点眼薬
炎症を起こしてしまったり、結膜浮腫を起こしてしまったりと、状態が悪いときに使います。
よく効く分副作用があり、長期連続使用で、眼圧が上がってしまったり、角膜が感染症を起こしやすくなってしまったりする可能性がありますので、医師と相談の上使用しましょう。
基本的に処方薬でしか手に入れることはできません。
例)フルメトロン リンデロン
点鼻薬
点鼻薬にもいくつか種類に分かれています。
抗アレルギー薬
副作用は少ないものの、市販薬の点鼻薬の多くが血管収縮剤も含まれているため、長期連続使用はおすすめ出来ません。
基本的に耳鼻咽喉科で処方してもらうようにしましょう。
例)ノスラン インタール
抗ヒスタミン薬
副作用はほとんど無く、市販薬でも手に入れることが出来ますが、多くは血管収縮剤が含まれており、長期の連続使用はおすすめできません。
ただし、パブロン点鼻Zは血管収縮剤を含んでいないため、第二世代抗ヒスタミン点鼻薬として花粉シーズンの使用でおすすめできます。
例)パブロン点鼻Z ザジテン
血管収縮剤
血管を収縮させ、鼻づまりを抑えるもの。
長期使用で効き目が悪くなったり、突然の使用中止でリバウンドが起こる可能性があるため、医師の指導の下使用することをおすすめします。
例)プリビナ 市販の点鼻薬(パブロン点鼻Zは除くK)
ステロイド点鼻薬
効果は高いものの、長期使用で鼻血が出やすくなったり、感染症にかかりやすくなったりと使用方法が難しいため、医師の指導の下で使います。
市販薬では手に入りません。
例)シナクリン フルナーゼ
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