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黒い車が黄色い粉まみれ! 車に付着する花粉の対!!
花粉の時期は、人間だけではなく、常に外に置かれている「車」もとても大変。
風の強い日が2~3日続いたな……と思ったら、駐車場に置いてあった車が、黄色い粉まみれになっているなんてことも、よくります。
この黄色い粉は花粉や黄砂。
黒い車や、今流行の濃い紫色などの車だと、オフロードでも走って来たのかと思う程目立ちますが、もちろん、白や黄色い車にも目立たないだけでたっぷりと花粉が付着しています。
この車についた花粉。
見た目が悪くなるだけではなく、腐食の元や、ガラスの汚れとなり視界不良の原因となります。
そんな車に付着する花粉の影響や対策についてお話しします。
車に付いた花粉を放置すると……?
花粉シーズンは風が強い日も多く、「どうせまた汚れるから」と花粉を放置する方も多いかと思います。
ですが、花粉はタンパク質でできており、雨が降った後、濡れて乾燥すると花粉から「ペクチン」という物質が出てきます。
このペクチンは、車のボディーを腐食させてしまう成分を持ち、付着を放置するほど車が傷んでしまうのです。
しかも、ペクチンはネバネバしているため、乾燥すると車の表面がシミになってしまいます。
また、黄砂にもPM2.5など、鉄分が含まれるためザラザラしており、塗装やコーティング剤が剥がれてしまう原因にもなります。
このような理由で、車についた花粉を放置するのは大きくNG!!
車を長く・綺麗な状態で保たせるためにも、シーズン中の花粉は小まめに洗車して洗い流しましょう。
車についてしまった花粉のお手入れ方法は?
車に花粉が付かないようにするには、残念ながらシャッター付きのガレージに大切に保管する以外ありません。
普通に外を走れば、花粉が飛んできますし、屋外の駐車場に止めておくだけでももちろん花粉がたっぷりと付着してしまうでしょう。
ですので、花粉が付いてしまったら「洗車」しかありません。
シーズン中は週1回をめどに小まめに洗車をするようにしましょう。
もちろん、タオルでゴシゴシと拭いてしまっては、黄砂や花粉で逆に塗装にキズが入ってしまいます。
ちょっと面倒ですが、花粉を落とす洗車の方法をしてみましょう。
【日々の洗車の時は】
- 水をしっかりとかけ、かるく表面に付着した花粉を洗い流しましょう。
- たっぷりの泡で洗えるタイプのカーシャンプーを使い、擦らないようにスポンジで優しく洗いましょう。
- 理想は週に一度の洗車ですが、忙しくできないときは、小まめにワックスシートで花粉を落としていきましょう。
因みに、そこまで花粉が付着していない場合では、ガソリンスタンドなどにある自動洗車機でもOK。
「自動洗車機を使うと車が傷む」という話もありますが、今時の洗車機はとても優れており、ヘタをすると素人が手洗いをするよりも綺麗に丁寧に洗車ができます。
ですが、がっつり花粉が付いてしまっているときは、ジャリジャリとするだけで汚れが落ちず、逆に傷が入ってしまう場合もありますので、注意しましょう。
【がっつり花粉が付いてしまった時は】
大風の後に雨が降り、花粉がこびりついて落ちなくなってしまった時は、クリーナーを使いましょう。
鳥の糞や虫などを落としてくれるタイプのカークリーナーなら、タンパク質を除去してくれる力が強いので、花粉も落としやすいのです。
【花粉がシミにまで発展してしまった時は】
花粉がボディーにこびりつき、更に放置した場合、花粉自体がシミとなってしまいます。
このシミはかなり頑固で、普通に洗車するだけではなかなか落とすことができません。
ですが、シミの原因は花粉のペクチンですので、タンパク質を変形させて落とすよう、熱湯をかけてみましょう。
■熱湯で花粉のシミを落とす方法■
- 70度くらいのお湯を用意します。
- 直接車にお湯をかけるのではなく、シミになってしまっている箇所に雑巾などを置き、その上から熱湯を注ぎましょう。
- 軽いシミの場合は、50度くらいのお湯の方が逆に落ちやすいこともあります。
- 外気温が低く、車が冷たくなりやすい場合は、何度もお湯をかけて塗装の温度を上げていきましょう。
- 車体が暖かい内にシミになった部分をタオルで擦ると、シミが落ちます。
【花粉シーズンの車の手入れNG行為】
花粉シーズンは週1回の洗車がおすすめとされていますが、ワックスがけは要注意。
洗車時に一緒にワックスがけをする方は、花粉をしっかり落としきらずにワックスを掛けてしまうと、花粉が混ざったワックスをかけてしまうことに……。
最悪、その花粉のせいでボディーが腐食したり傷ついたりすることもありますので、花粉シーズンのワックスがけは、しっかり花粉を落とし切ってからにしましょう。
もちろん、花粉が付かないようにするために、ワックスがけをするのも一番効果的です。
矛盾するようですが、これが一番の正攻法。
花粉シーズンは車の手入れも手間がかかり大変ですが、愛車を長く持たせるためにも、ちょっと頑張っていきましょう。
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