春先の歯の痛み。それって「花粉症」が原因かも!?

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花粉症でも歯に不調が出てしまう!?

口腔内にある「歯」と、くしゃみ・鼻水・目の痒みといった症状を引き起こす花粉症。
一見全く関係がないように見える病状ですが、実は春先の花粉シーズンには歯のトラブルも増加すると言われています。
これは花粉症症状として「歯の痛み」などの口腔内の症状も引き起こしてしまう事が原因なのです。

歯痛と花粉症。

関係なさそうですが、大いにあるこのトラブルについて、少し知っておきましょう。

花粉症症状で奥歯が痛くなることがある!?

歯の痛み=虫歯、というイメージがわきがちですが、歯に異常がなくとも痛みが生じることがあります。

疲れや肩こりからくる場合、左右どちらかの下の奥歯が痛んだり、寝ている間の歯ぎしりでは奥歯全体に痛みが走ることもあります。

そうした痛みの中で、花粉症を自覚している方が「上の奥歯が痛い」という事があったら、それはもしかして、花粉症で痛みが生じているのかもしれません。

人間には、鼻の横の頬骨の下辺りの上あごの骨の中に、「上顎洞」と呼ばれる空洞があるのですが、ここは鼻腔と繋がっているため、花粉症症状が起こると、中に鼻水が溜まったり、炎症を起こして蓄膿症と呼ばれる状になってしまうことがあります。

上顎洞

※イラストのミドリの部分が上顎洞※

そうなると、この場所は上の奥歯の歯根部分に位置しているため、歯が痛くなったような勘違いを起こしてしまうのです。

もちろん、噛んだり、走った際の振動で痛みが生じるため、間違いやすいのですが、虫歯とは違いますので「冷たい水がしみる」という症状は出ないところが特徴です。

また、鼻の中が炎症することによって、脳が誤作動を起こし、痛くないはずの歯の根元が痛いと勘違いを刺せてしまうこともあります。

頭骨

※骨だけで見ると、歯と鼻腔がとても近いことがわかります※

レントゲンを撮ることで、虫歯なのか、虫歯ではない痛みなのかはわかりますが、無駄な治療を防ぐためにも、鼻症状を自覚している際は、歯科医にその旨も伝えておくとよいでしょう。

逆パターン「虫歯が原因の鼻炎」もありえる!?

鼻腔と奥歯の根元が非常に近いせいで、鼻炎からの歯痛が起こる事はわかったかと思いますが、この逆パターンとして、「虫歯菌が上顎洞に入り込み、化膿してしまったりして、鼻炎を引き起こす」事があります。

この場合は「歯性上顎洞炎」といい、通常の鼻炎とは区別していますが、歯の治療に加え耳鼻科での治療も必要となってくるため、非常に大変です。

また、このレベルまで虫歯が進んでしまっているときは、ほぼほぼ抜歯処置となってしまいますので、日頃から歯のケアは怠らないようにしましょう。

虫歯菌

花粉症からの歯痛を防ぐには!?

まずは花粉症の症状を抑える事。
花粉症からの歯痛がくるという子とは、鼻炎症状が相当進んでいることを示しています。
ですので、まずは抗ヒスタミン薬等を服用し、鼻の症状を抑えていくようにしましょう。
もちろん、耳鼻咽喉科で検査してもらい、蓄膿症などを発症している場合は抗生剤などを服用してその治療に努めるようにするとよいでしょう。

そして、歯というのは強そうに見えて実は敏感。

疲れや気温差などで体調が崩れたりするだけで、歯の神経が過敏になることもありますので、免疫力を下げないよう「ストレスを溜めない」「よく寝る」「野菜多めのバランスのとれた食生活」を心がけるようにしましょう。

また、当然歯にも関わってくる事なので、砂糖の取り過ぎには気をつけましょう。
できれば、シーズン中は断砂糖をしてもよいかもしれませんね。

そして、水分補給に心がけること。
スギの花粉シーズンは乾燥する時期ですが、口の中も乾燥してしまうと雑菌が増えがち。
また、口腔内が乾燥すると喉や口に花粉が張り付き、症状が悪化したりしてしまいます。
水の入ったペットボトルを常に持ち歩き、小まめに水分補給をするようにしましょう。

もちろん、歯間ブラシも使って、丁寧に歯磨きをすることもお忘れなく。

デンタルケア

まとめ

  • 花粉症症状の一つとして「歯痛」は起こり得る。
  • 花粉が直接の原因ではなく、花粉による鼻症状によって「上顎洞」が炎症を起こすため。
  • 痛む部分は基本的に「上の奥歯」。
  • 染みる痛みはなく、物を噛んだ時や、振動が加わった時に響くような痛みが生じる。
  • レントゲンで見分けることができるので、歯科医に相談するとよい。

【予防法】

  • 花粉症の薬を飲み症状を落ち着かせる。
  • 免疫力を下げないよう、健康的な生活を心がける。
  • 口腔内が乾燥しないように、小まめな水分補給をする。
  • いつも以上に丁寧なデンタルケアをする。

 

 

虫歯以外でも歯に不調を生じることは多々あります。
これを機に「春先は歯科検診」と習慣づけて、何もなくとも1年に1回は歯科医に診てもらうのも良いでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。