花粉症と耳症状について

耳

花粉症でも起こり得る「耳症状」とはどんなもの?

鼻水や目のかゆみ等、目鼻の症状が主たる症状だと思われがちな花粉症。

ですが、咳が出たり喉がイガイガする、喉・気管支への影響や、かゆみが出たりブツブツが出たりする皮膚症状も花粉症では起こり得ます。

さらに、そこに加え「耳症状」も花粉症では起こるようになるのです。

花粉症の耳症状とは

  • 耳が痒くなる
  • 耳が痛くなる
  • 聞こえが悪くなる

耳症状が起こる原因

例えば鼻に水が入ったときに、目がツン……としたり、鼻を強くかんだ時に、耳がツン……とすることがありますよね。
そもそも、耳は目・鼻・喉と繋がっており、喉と鼻の奥の方が一つの空間になっていて、鼻の奥と耳は耳管と呼ばれる管で繋がっていたり、涙が出る管「涙管」も鼻の奥で繋がっているのです。

そのため、鼻症状を起こすと耳に負担がかかるため、鼻のかみすぎで「耳の奥が痛くなる」ということが起こります。

また、鼻水が溜まってむくんだ状態になると、そのむくみが耳の方にまで浸食し、「耳が聞こえにくくなる」という現象も起こるのです。

そして、「耳が痒くなる」という原因ですが、これは花粉症になると喉がイガイガと痒くなるのと同じで、鼻や口から侵入した花粉が、耳管を経由して耳の奥を刺激してしまうことや、そのまま耳の外側(外耳)から侵入した花粉が耳の中に付着してしまったことで起こります。

耳症状の解決方法は?

【耳が痒い場合】

突然痒くなることの多い、花粉シーズンの耳の痒み。

冬になると乾燥しがちですが、乾いた耳垢が耳の中で動くと更に痒さが増したり、むずむずが止まらなかったりするので、そうした場合は耳垢を取るようにしましょう。
ですが、痒いからといってバリバリと描くように耳垢掃除をしては、血が出てしまったり、余計痛みが増したりしてしまうので、止めましょう。

綿棒でそっと耳の中を掃除するか、濡らした綿棒で擦るようにすると耳の中に入った花粉が取れやすくなり、耳も痛むことがないのでおすすめです。

また、耳の奥の方の痒みは上咽頭炎が起こっている可能性もあります。
鼻を噛んでも、耳の掃除をしてもしつこい痒みが取れない場合は、一度耳鼻咽喉科で診てもらうと良いでしょう。

綿棒

【耳が痛い場合】

これはほとんどが、耳が痒くなって掻きすぎてしまったケースか、鼻のかみすぎで耳管が傷ついてしまったケースが多いです。
このような場合は、耳を掻くのを我慢し、抗ヒスタミン薬を飲んで花粉症症状を抑えるようにしましょう。

また、鼻をかむさいに、強くかんだりせず、優しく鼻をかむようにしましょう。

鼻をかむ

【聞こえにくくなってしまった場合】

聞こえにくくなった場合、耳管や内耳がむくんでしまった他にも、耳の掻きすぎなどで鼓膜が傷ついてしまっていることもあります。

むくみが原因の場合は、抗ヒスタミン薬で花粉症症状を抑えるほか、花粉症向けの漢方薬を飲むことによって、体内の水分調整ができることもありますので、耳鼻咽喉科や薬局で相談してみましょう。

花粉症に効果的な漢方薬一覧

2017.12.16

また、鼓膜などに傷が付いてしまった場合は、感染症などを引き起こす可能性があります。
もし感染症を起こしてしまった場合は、病院で抗生物質を処方してもらうなどの必要があるため、速やかに病院へ行くことをおすすめします。

目安としては、耳から流れるほどの血が出てしまったり(綿棒に付く程度でも長期にわたって血が出ている場合は病院へ)、全く音が聞こえなくなってしまったり、膿のようなものが耳から流れる(耳だれ)ようになってしまった場合は、自分で対処せず、医療機関へ相談したほうが良いでしょう。

聞こえにくい

耳の花粉症対策は?

口や鼻ならマスク。
目ならメガネやゴーグルなどで花粉の侵入を防ぐことができますが、耳は耳栓をするしかありません。
しかし、仕事場で耳栓をするわけにもいきませんし、一番対処の難しい箇所とも言えるでしょう。

できる対処法としては、外を歩く際は耳元までかぶれる帽子(ニット帽)をかぶったり、ヘッドホンをするというのもありでしょう。

ヘッドフォン

ただし、ニット帽は逆に花粉が付着しやすいという問題もありますし、ヘッドホンは歩いている最中にクラクションなどの音が聞こえず事故に繋がる可能性もあります。

これと行った対策が立てにくい花粉の耳症状ですが、もし1週間以上何をしても治まらない耳のかゆみ等に悩まされた場合は、耳鼻咽喉科で薬をもらうのも手でしょう。

花粉シーズンが終わると治るからといって、放置していると無意識に掻いてしまうこともあります。
聴覚に支障を来す前に、早めの対処を心がけましょう。

耳

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。