花粉症とは?症状から種類や原因を紹介致します。

花粉

現代では誰もが一度は聞いたことのある「花粉症」

「季節性のアレルギー反応」というものなのですが、一説によると、推定3000万人の日本人が発症していると言われるほどで、日本の人口を考えると大体4人に1人が花粉症であるということになります。
では、花粉症になってしまうとどんな症状が出るのかというと……。

花粉症の症状

主な症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」と言った鼻粘膜に関する症状と、「目のかゆみ」「充血」といった目の部分に関する不快症状が現れます。

花粉症
人によっては「発熱(微熱)」「咳」「顔がかぶれてしまう」「耳の中が痒くなる」「白目が腫れる(結膜浮腫)」といった症状が出たりするため、日常生活に支障をきたしやすく、非常に厄介なアレルギー反応なのです。

ただ、「くしゃみ」「鼻水」「微熱」などは風邪と非常に似ているため、間違えてしまうことも多く、風邪薬を飲んでいたのにあまり効果がなかった……ということもあります。
毎年決まった時期にこうした症状があったり、風邪ではみられない「目のかゆみ」なんかがあったりした場合は花粉症を疑ってみた方が良いでしょう。

花粉症の種類

一番有名な花粉は「スギ花粉」でしょう。

これは毎年、2月~4月をメインに飛び交う花粉ですが、敏感な人だと12月くらいからもう花粉症の症状が出始めたりします。

他にもイネやヒノキ、ハンノキやシラカバなど人によって反応してしまう花粉は色々とあるため、自分が「なんの花粉症かな?」と気になったときは、病院で血液検査をしてもらい、どの花粉でアレルギーが出ているか調べることをオススメします。

花粉症の原因

一言でいうと「花粉によるアレルギー反応」。
人間の身体にはバイ菌や異物を感知するとそれらを排除しようとする「免疫反応」という機能が備わっています。
その機能が過剰に反応し、体内に入ってきた花粉を排除しようとくしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー反応を起こしてしまうのです。
非常に厄介な機能ですが、この「免疫反応」がないと風邪のウイルス等身体にとって悪いものを排除することができなくなってしまうため、大切な機能でもあるのです。

どんな人が花粉症になるのか?

「現代病……」なんて言われている花粉症ですが、老いも若きも、男性も女性も、花粉症になる人はなります。
年配の方で「私は今まで花粉症になんてなったこともない」と言っていた人が、次の年には花粉症になっていたり。
逆に、小学校に上がったばかりの子供が花粉症になってしまったりと、様々です。
ただ、免疫反応は自律神経が大きく左右する部分なので、スナック菓子やインスタント食品にばかり偏ってる、ストレスや寝不足で疲れている人などは花粉症になりやすいと言えるでしょう。

 

また、一部では「アーミッシュ」と呼ばれる昔ながらの伝統的な生活をしている民族などには、アレルギーが少ないと言われているので、幼少期にそうした自然に触れる機会があるかないかでも花粉症になる確率が変わるようです。

さらに、「田舎に引っ越しをしたら花粉症が治まった」なんて話も聞きますので、排気ガスなど空気の汚染状態も原因となりえます。

花粉症になってしまったら?

気を付けていても花粉症になってしまう時は、なってしまいます。
花粉症の症状で悩まされたら「抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤)」等、花粉症の薬を飲むのが一番早いでしょう。

今時は色々な強さの「抗アレルギー剤」があるので、眠気を呼ばない軽めの物や、子供でも飲めるシロップの物など自分に合った薬を選ぶと良いと思います。

他にも、「舌下免疫療法」といって花粉を接種することで反応をさせなくする治療や、鼻をレーザーで焼いてアレルギー反応を減少させる治療法などもでています。

ですが、一番良いのは「なる前の予防」ということで、マスクや小まめな掃除などで「花粉を体内に取り込まない」行動を心がけ、規則正しい生活で自律神経を整えていくのが一番良いでしょう。

まとめ

多くの人が悩まされる割には、いまだ決定的な解決方法が見つかっていない花粉症。
多種多様な花粉や事前の予防、最先端の治療法など「花粉症ネット」では「花粉症で悩む人を応援する」ための情報を発信していきます。

あ、これ花粉症かな?」「こんな予防法があったんだ」など、花粉症で困った時にはぜひ「花粉症ネット」を読んでみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。