遺伝するアレルギーから子どもを守るには?

子ども

アレルギー体質は遺伝するの? 遺伝の場合はどうしたらいいの? そんな質問に答えます。

近年増加傾向にある「子どものアレルギー」。

本来なら蓄積されたアレルゲンが、身体の許容量を超えたために発症すると考えられていたアレルギーですが、まだハイハイの時期の赤ん坊や、早い子だと生後3ヶ月で花粉症やその他のアレルギーを発症してしまう場合もあります。

こうなると、アレルゲンが蓄積された……とは考えられません。

子どもがアレルギーになるのは、親からの遺伝ではないか。

そんな風な考えもひろく広まるようになりました。

では、本当に子どものアレルギーは親からの遺伝なのか。

もし遺伝だとしたら、一体どのようにして子どもを守っていけば良いのかを考えてみましょう。

そもそもアレルギー体質とは?

遺伝

花粉症である。アトピーである。

そういったアレルギー性の何らかの症状を訴える子どもや大人に対し、人は大ざっぱに「アレルギー体質だね」と言ったりしますよね。

このアレルギー体質という言葉は便利な言葉で、花粉症も、ハウスダストアレルギーも、全てひっくるめて「アレルギー体質」と言えるのですが、アレルギー反応自体は全ての人間に起こるものではなく、ある特定の物質に対して、過剰に反応してしまう「体質」を持った子どもや大人が起こすものです。

ですので、母親が花粉症、父親がアトピー性皮膚炎の場合でも、二人とも「アレルギー体質」と言うことができます。

アレルギーは遺伝するのか?

守る

アレルギーの遺伝は父親、母親双方から受け継ぐ可能性があります。

特に、母方の体質は父方の体質よりも4~5倍も影響する可能性がありますが、特に、妊娠3~7ヶ月のところで、アレルゲンの刺激が胎児のアレルギー体質をより促進してしまうと考えられています。

ですので、この時期は母胎の栄養状況や環境をより良い状態に持って行くほうが良いでしょう。

過度な心配は禁物

マタニティヨガ

このようにアレルギーが遺伝する可能性や、アレルギー体質が妊娠中に助長してしまう可能性を気にしすぎるあまり、妊娠中に豆腐や卵、大豆などのアレルギーを引き起こしやすいと考えられる食べ物を避ける方も多いです。

しかし、妊娠中の食事制限によって子どものアレルギー体質を抑えられるという根拠はないため、それよりも「ストレスを溜めない」「栄養バランスの良い食事をとる」「タバコの煙を極力避ける」といった行動を心がける方が良いでしょう。

効果的な対処法も

食べ物に関して「これを食べなければ子どもがアレルギー体質になりにくい」というものはありませんが、おすすめの対処法もあります。

それは、「ハウスダスト」に気をつけること。

今の日本は通気性の良い木造住宅から、鉄筋コンクリートの湿気を中に閉じ込めやすいタイプの家屋になってしまいました。

また、暖房機器もストーブなどといったものからエアコンがメインに変わってしまってきたため、夏の湿気で生まれたカビやダニが、冬の乾燥で舞い上がるという、ハウスダスト王国になりやすい環境になってしまったのです。

妊娠中に掃除をまめにするのはとても大変なことなのですが、妊娠中の女性の肌はタダでさえ敏感になってしまいます。

そこにハウスダストが襲いかかってしまっては、体内でヒスタミンが過剰に生まれてしまい胎児に影響する可能性もありますし、ご自分もすごいストレスになるでしょう。

ここはお父さんとなる方に協力してもらい、掃除をマメにしてもらう、自動掃除機を購入する、ダニ捕りマットを利用するなどしてみると良いでしょう。

そして、最も胎児へのアレルギーの影響が大きいと言われているのが「喫煙」。

妊婦が喫煙者でなかったとしても、身近なところに喫煙者がいた場合、家族のアレルギーが悪化してしまったり、子どもが気管支炎やアトピー性皮膚炎になってしまう可能性が高いということも、明らかになっています。

もし身近な人が喫煙者で合った場合は、自分の近くで吸わないようお願いするか、非喫煙ゾーンに移動するなどしていくようにしましょう。

アレルギーから子どもを守るには

掃除

子どもにアレルギーが遺伝してしまう可能性がある以上、最善を尽くしていてもアレルギー体質になってしまうことはあります。

ですが、アレルギーの発症自体はその後のライフスタイルで大きく左右されます。

特に花粉症などの場合は、もっとずっと成長してから発症することがほとんどですが、アトピーに関しては生後の早い時期に症状が現れてしまうことが多々あります。

それは、布団などにアレルゲンであるダニなどのハウスダストが潜んでいることが多いから。

子どもは大人より圧倒的に布団に寝ている時間が長いため、ハウスダストを吸い込みやすいのです。

また、ぬいぐるみや子どもが好きな布製品にもダニはつきやすいため、布製品の掃除を徹底することと、ホコリ掃除をしっかりとすることで、アレルギーの発症を遅らせたり、症状を抑えることが可能となるでしょう。

ただし、ここでもお母さん一人での無理は禁物。

子どもがアレルギー体質になってしまうのは、お母さん一人のせいではありません。

お父さんの仕事が忙しい場合は、行政のお手伝いさんなどに依頼するなどを視野に入れ、無理なく掃除をしていくようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。