こんなのもあるの!? 世にも珍しいアレルギーの話

カルテ

世にも珍しい10のアレルギーの話

花粉や、ハウスダストと呼ばれるダニやカビ、そして、キウイや大豆、牛乳や小麦粉……。

そういった物は現代ではアレルギー元として「アレルギー反応を起こす可能性のあるもの」として、当たり前のものとして認識されています。

ですが、そんな現代でもあまり認知されていない、驚きのアレルギーがあったのです。

今回はいつもと異なりますが、そんな「珍しいアレルギー」の話をお伝えします。

No1 金属アレルギー

小銭

そこまで珍しくはないところで「金属アレルギー」。

金属と言っても、金銀といった、あまりアレルギーを起こしにくいものから、ニッケルやクロムといったアレルギーを起こしやすいものがあります。

筆者もある日突然首筋にブツブツができ、病院に行ったところ、ピアスに含まれるニッケルやコバルトの金属アレルギーを発症してしまったということがわかりました。

酷い人になると、コイン……硬貨を触っただけでアレルギーを起こす「お金アレルギー」というものになってしまうらしいので、不安な方は病院で調べてみると良いでしょう。

No2 木材アレルギー

木材

金属アレルギーとは真反対の「木材」にアレルギーを示す疾患。

木材はもちろん、おがくずに触れてもアレルギー反応が起こってしまうし、なにより「紙」や「鉛筆」が触れないという問題が……。

もちろん、こうなると林業系の仕事に就けないのはもちろん、公園や山、森に入ることもできなくなってしまいます。

No3 日光アレルギー

日光

太陽アレルギーとも呼ばれるこの症状は、日光を浴びることによって蕁麻疹や発疹、皮膚炎が起きる症状を言います。

厄介なことに、紫外線アレルギーとも違うため、日焼け止めを塗ってもその症状が現れること。

大抵1日で症状は治まるのですが、生活を送る上でとても厄介です。

筆者の母親もこの日光アレルギーだったのですが、5月~10月くらいの強い日差しによって症状が現れるため、その期間は昼間は外に出ることすらできず大変でした。

No4 水アレルギー

水

しばしばテレビなどでも取り沙汰されている、お水のアレルギー。

水は生きとし生けるもの全ての生命の源であり、生きる上では必要不可欠なのですが、水に触れると発疹やミミズ腫れといった蕁麻疹症状が現れてしまうのです。

これは世界でもまだ100人程度しか記録されていない、とても稀なアレルギー症状なのですが、自分の涙や汗、唾液などでも反応してしまうという、本当に厄介な症状。

どちらかというと皮膚疾患にちかいものなので、体の中に含まれている水分には反応しないし、口の中に含まれた水分に関しては問題がないことがほとんどなので、「水に触れない」「水を飲むときはストローで」といったことを遵守していけば、症状は表れにくいのですが、それでもとてつもない不便を強いられます。

No5 菌アレルギー

菌

水を浴びると湿疹が出て、海水に入っても蕁麻疹だらけになってしまう……。

自分は、水アレルギーになってしまったのだろうか……。

そう悩む青年が、徹底した精密検査をした結果、水アレルギーではなく「水の中に含まれていた、黄色ブドウ球菌とカビ」に反応していたということがわかった……というニュースがありました。

この方の場合、雨水に触れたり海水に触れたりすると湿疹が出ていたにもかかわらず、水道水で体を洗ってもなんの問題もなかったため、水アレルギーではないと踏んだ医師によって原因を見つけてもらうことができました。

ですが、少しでも古くなった水や、雨水にはごく微量ながら菌やカビなどが含まれていることがほとんどな為、このように菌に過度に反応してしまう体質の場合は、本当に大変でしょう。

No6 プラスチックアレルギー

レジン

金属や木材アレルギーとはまた違った方向のアレルギー。

プラスチックアレルギーとは、レジン(樹脂)アレルギーとも呼ばれ、プラスチック製品に触れることでアレルギーを引き起こす症状です。

場合によっては、使い捨てなどのお皿やフォーク、スプーンが料理の熱で微量ながら溶け出し、それを口にすることで、体の中からアレルギーが引き起こされることもあります。

もちろん、今流行の手作りアクセサリー「レジン」もNG。

歯医者でも虫歯治療でレジンを使う事が多々ありますので、少しでも怪しいな……という自覚があったら、検査するなどして自衛していきましょう。

No7 振動アレルギー

振動

ちょっとびっくりするのが「振動アレルギー」。

「ヴーヴー」という携帯のバイブレータ機能などの振動を感じると、ミミズ腫れや発疹が起きるという厄介なアレルギー。

これは体の中にアレルゲンが入ったから……というわけではないのですが、通常のアレルギー反応と同じように、免疫が「攻撃された!」と判断して、体が誤作動を起こしているのです。

そのため、数時間から何日間かはかゆみなどの不快症状が続いてしまいます。

No8 全ての食品アレルギー

食事

水アレルギー並に厄介なのが「食品アレルギー」。

食品といっても、果物や穀物など、特定の食品にアレルギー反応を起こすわけではなく、魚も肉も、野菜も果物も、ありとあらゆる全ての食品にアレルギーを起こしてしまう症状なのです。

水アレレルギーよりも珍しいこのアレルギーは、まだ病名もついていない疾患なのですが、実際にこの症状に悩まされている患者さんはいます。

カレブ・プセンチャットというオーストラリアの少年は、水と特定のメーカーのレモネードしか口にすることができず、それ以外の物を口にすると、激しい胃の痛みや嘔吐、痙攣まで引き起こしてしまうと言われています。

また、アメリカに住むアレックス・ヴィスカーという青年は幼少期にピーナッツアレルギーを発症。

それからどんどん食べる物にアレルギー反応を引き起こすようになり、19歳になったときは、どんな食べ物を食べても、酷い頭痛に胃痙攣、意識朦朧といったアレルギー症状が出るようになってしまいました。

それ以外にも、香水や草、ラテックス、車の排気ガス等にも反応してしまうため、自宅からほとんど出られることなく生活していたのですが、2013年、とうとう食品で栄養を摂取することを諦め、手術で胃にチューブを取付け、直接栄養をとることにしました。

彼の場合、胃に直接栄養チューブをつけることで栄養吸収することができ、命を繋ぐことができましたが、一昔前では、難病・奇病と言われ、さらに大昔だったら「呪いだ」と言われて、恐らく19になる前に死んでしまっていたかもしれません。

今では家で仕事をすることもできるので、まだ病気の解明はできなくとも、良い時代になったのでしょう。

No8 男性の体液アレルギー

少し切なくて、困ったアレルギーなのですが、男性の精液に対するアレルギーというのも報告されています。

これは主に女性側が引き起こすアレルギー症状なのですが、パートナーの体液が触れた箇所が痒くなったり、発疹が出たりするというものです。

また、酷い場合は呼吸困難などのアナフィラキシーショックを引き起こす事もあります。

もちろん、たとえ自分のものであったとしても、男性側がアレルギーを引き起こしたという報告もあります。

因みに水アレルギーや全般性食物アレルギーほど珍しいものではなく、「人体精漿過敏症」というれっきとした病名もあります。

原因としても複雑なものではなく、タンパク質を主としてる精液に体がアレルギー反応を起こしてしまうということなのですが、主として前立腺特異抗原(PAS)が関係していると言われています。

もちろんコンドームを使えばアレルギーは防げますが、症状が酷く現れる場合にはエピペンは必須。

こうなると自然妊娠は難しく、人工授精がメインとなってしまいますが、最近では「膣内精液段階的希釈法」というものもあります。

これは、花粉症治療でも使われる「舌下免疫療法」のアレンジ版で、20分置きにアレルギー専門医が薄めた精液を女性の体内に入れていき、段々とその量を増やしていき、過敏反応が出ないよう体をなれさせていくという方法です。

もし男性の場合は、自身の精液のタンパク質を分解して、自分の皮膚に注射して体を慣れさせていくという方法もあるのですが、いずれにしても想像を絶する大変さがあります。

No10 愛アレルギー

最後は世にも珍しい「愛」アレルギー。

カップル

2011年イギリスで、シャーロット・デービスという女性が「愛アレルギー」として取り沙汰されました。

3年前に今の夫となるディーン・ストロームという男性と出会ったのですが、交際直後からアレルギー反応に悩まされることに……。

彼とデートの日になると、目がゴルフボール大にまで腫れ、俗に言う「クインケ浮腫」というものになってしまったのです。

このクインケ浮腫は、アレルギー症状の一種なのですが、アナフィラキシーショックと共に現れたりする症状でもあるため非常に危険です。

シャーロットさんは心配になり病院で診てもらうと、医師による「愛が原因のアレルギー」と言われてしまいました。

つまりは「ストレス性蕁麻疹」なのですが、通常は「マイナスの感情」で感情が高ぶるとアレルギーが出てしますところを、愛情による感情で気持ちが高ぶり、それによって勘違いした体がアレルギー症状を引き起こしてしまったというところなのです。

シャーロットさんはこれを「愛の試練だ」と思うことにして、交際を続行。

その後血痕をしたことにより、精神的に安心したのか、アレルギー症状が現れる事も少なくなったそうなのですが、アレルギー症状が出るほどの気持ちの高ぶりとはすごいものですね。

まとめ

このように、気持ちの高ぶりから生命維持に必須の水に至るまで、アレルゲンとなり得るものは様々です。

アレルギーで困っている人がいたら「ワガママだ」「好き嫌いだ」などと言わず、それが命に関わるもの、生活を困難にさせているものだと思い、理解するようにしましょう。

そして、健康体である方は自分の健康に感謝して、日々を過ごすようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。