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花粉症の薬の種類別の副作用
辛い花粉症症状をすぐに鎮めて、効果絶大な花粉症の薬。
ですが、強い薬になればなるほど、副作用も出てくるようになります。
花粉症の薬別の副作用をみていきましょう。
抗ヒスタミン剤の副作用
ドラッグストアなどでも購入することができる「抗ヒスタミン薬」。
アレグラFXやアレジオン20等が有名ですね。
また、処方薬ではアレグラやアレジオン、ザイザルなどが抗ヒスタミン剤に分類されますが、こちらにももちろん副作用はあります。
代表的な副作用は「眠気」
実際は眠くなるわけではなく「脳の働きを鈍らせ、判断力などを低下させてしまう」ため、ぼーっとしたり、眠く感じてしまうのです。
これは、抗ヒスタミン成分が、脳の中にあるヒスタミン成分の働きも妨げてしまうことにより、脳が鈍感になってしまうからです。
脳内のヒスタミンは集中力・作業力・判断力など維持するために存在してるため、副作用としてぼんやりしてしまうのです。
「喉の乾き」の副作用もあります
これは、花粉症の薬に含まれる「抗コリン作用」というものが原因で、人間の唾液の分泌量を減らしてしまう作用があるのです。
この抗コリン作用の成分は薬によって含有量はそれぞれなのですが、ほとんどの花粉症の薬に含まれています。
また、妊婦さんや車の運転、危険高所での作業をする場合は飲むのを避けるべしとも言われています。
他にも、アレルギーの薬は過剰に働いた免疫を抑える効果があるため、逆に免疫力が下がってしまい、風邪などウイルス性の感染に弱くなってしまうという副作用もあります。
この場合は、マスクをする。手洗いうがいを徹底する。人混みを避けるなどをして、対処していくのが良いでしょう。
抗ヒスタミン薬の副作用は、その製粉が強ければ強いほど強く出るとされています。
花粉症症状が軽い場合は軽めの抗ヒスタミン薬を選択する。
1日1錠タイプのを選び、寝る前に服用する。
常に水の入ったペットボトルを用意し、口を潤わしたり、飴を舐めて唾液の分泌を促したりして、上手く薬と付き合っていくと良いでしょう。
ステロイド剤の副作用
抗ヒスタミン薬よりも遥かに強いステロイド系のお薬は、その副作用も強力。
アレルギーで出されるステロイド系の薬の代表は「セレスタミン」ですが、これは病院でしかもらえないかなり強めのお薬です。
長期服用で胃潰瘍や感染症、副腎などに障害がでる可能性のある、副作用の強いお薬ですので、重症患者にしか出さないのがセオリーです。
こちらは長期服用後にバツンと服用を切ってしまうと、再び症状が現れることもあり、医師の指示をしっかり仰ぐ必要のある薬です。
このようなお薬ですが、アナフィラキシーを起こしてしまったり、全身に蕁麻疹が出てしまうような酷いアレルギーを起こしたときにはとても重宝するものですので、怖がらずに上手くお薬とつきあっていきましょう。
漢方薬でも副作用があります
天然成分で出来ている漢方薬は安全というイメージがありますが、漢方薬も「薬」です。
花粉症の漢方として「小青龍湯」というものが代表ですが、こちらも服用によって胃の不快感や、喉の乾き等の副作用が出ることもあります。
いずれも、「薬」は過ぎると毒にもなります。
長期、大量の服用は当然ながら肝臓にも負担がかかりますので、薬に頼る前にまずは「花粉症予防」をして、少しでも薬の服用を減らせるようにしましょう。
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