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春に飛散する花粉の種類とその対策法について
春夏秋冬、四季がハッキリしている日本では、その時期によって飛散する花粉の種類が大きく変わります。
イギリスなどでは通年を通して、牧草の花粉が猛威を振るっているそうですが、日本で通年を通してアレルギー源となるものといえば、ダニやホコリといったハウスダストでしょう。
そんな季節によって花粉の種類が変動する日本の、各季節の対処法などをお伝えします。
まずは「3月4月5月」をメインとした「春」の花粉状況と、対策について。
3月~5月に飛散する花粉
3月はスギ花粉の猛威が収まりつつある時期。
関東地方では5月末までは安心できませんが、スギ花粉症の方にとってはありがたい季節になって来ました。
収まりつつあるスギ花粉の他に、飛散する花粉は「ハンノキ」「ヒノキ」。
特に、ヒノキは4月がピークのまさに春の花粉となります。
北海道、東北地方ではシラカバの花粉が4月から飛散し始めます。
寒い地方にお住まいの方はご注意ください。
また、関東では4月からイネ科の花粉が飛散し始めます。
5月にはピークになりますので、田畑の近くにお住まいの方や、空き地、土手沿いに近いかたは花粉症対策をしっかりしましょう。
【飛散している花粉の種類】
- ハンノキ(3~4月がピーク)
- ヒノキ(3~5月がピーク)
- スギ(終わりかけ)
- シラカバ(北海道・東北のみ)
- イネ(4月から)
地域によって花粉の飛散シーズンは変わってしまうのですが、大まかな目安として主に関東地方を中心に見ています。
関東より南側の地域にお住まいの方は記載されている時期より速く。
関東より北側にお住まいの方は記載されている時期より遅くシーズンが来ると思ってください。
3月~5月に起こりやすい体調の変化
3月、4月は卒業と入学、入社のシーズン。
新しい環境に置かれ、精神的にとても疲弊してしまうシーズンです。
また、5月は五月病という言葉があるとおり、GW明けに一気に疲れが出てしまう時期です。
悲しいことに、自殺者が多いのもこの時期と言われています。
ストレスがかかると免疫力が下がったり、ホルモンバランスが乱れる原因になります。
そのため、普段はなんでもない事で体調を崩したり、突然、春の花粉で花粉症を発症してしまうこともあります。
体調についても、そして精神的な事でも、少しでもおかしいと感じたら、できるだけ休んで、様子をみるようにしましょう。
【春に起こしやすい疾患】
- 自律神経失調症
- 五月病
春の花粉に対する対策法
新しい環境に置かれることの多い季節。
そのため、花粉症であってもマスクなどはしにくいことが多いかと思います。
また、入学式や入社式、お花見など写真を撮ることの多い時期ですので、花粉症対策は見えないもののほうがよいかと思います。
おすすめは鼻周辺にワセリンをぬって花粉の侵入を防ぐこと。
そして、メガネ(若しくは使い捨てコンタクトレンズ)を使うこと。
幸いなことに、湿度が戻ってくる時期なので花粉が重くなって地面に落ちやすいでしょう。
その分、マスクで厳重にせずとも持つかと思いますが、不安場合は抗ヒスタミン薬など花粉症の薬を飲むか、漢方、サプリメントで対処しておくようにしましょう。
【春のおすすめ対処法】
- マスクの代わりに鼻周辺にワセリン
- メガネ若しくは、使い捨てコンタクトレンズの使用
- 抗ヒスタミン薬の使用
- 精神的に疲れる時期なので、できる限り睡眠をとりましょう
春の行事などの環境
卒業式:スギ花粉は終わりかけですが、まだ飛散しています。せっかくの卒業式なので、いっそ抗ヒスタミン薬を飲むのもありです。
入学式:新しい環境でマスクをするのもはばかられる場合は、鼻周辺にワセリンをぬって過ごしましょう。
お花見:湿度が適度に戻ってきているものの花粉は飛んでいます。
お酒は程ほどに、もし、抗ヒスタミン薬を服用した場合はノンアルコールビールで過ごしましょう。
GW:レジャーで楽しい時期ですが、外遊びは花粉がたくさん。
長袖・帽子の着用をするとか、子どもの遊びの付き合いでしたら、マスクをしっかりとして外に出ましょう。
もちろん、日差しを避けるためにも、サングラスをするのもおすすめです。
まとめ
厳しい寒さが和らぎ、過ごしやすい気候になる時期ですが、精神的に最も負担の来る時期が春。
心の状態は身体に顕著に出ます。
精神的ストレスは免疫力に大きく関わるため、普段なら何でもないことで花粉症を発症してしまうこともありますので、「暖かくなったから」と安心せずに、「疲れたらムリをせず寝る」「お花見だからといって飲み過ぎない」といった、自分の身体を思いやる行動を心がけましょう。
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