Contents
病院に行かずに処方薬をもらう「オンライン診療」が始まる
花粉シーズンが到来し、今まで花粉症でなかった人が突然のくしゃみ・鼻水・目のかゆみに襲われる事態が多発しています。
「恐らく花粉症だろう」
そう思っても、仕事や育児で病院に行けない。
市販の薬でも大丈夫かもしれないけれども、やはり医師の診断の元、処方薬をもらいたい。
けれども、この時期の耳鼻科は混みすぎてて行く事ができない。
そんな日本人が増えた昨今、とうとう、「オンラインで診察」そう、スマホで医師の診察を受けられる「スマ診」というサービスができたのです。
オンライン診察とは?
オンライン診察とは、そのままスマホなどのインターネットを介して病院の診察を受けられるサービス。
遠隔診療・ネット診療とも言われますが、
- オンラインで診察
- 病院の処方薬、もしくは処方箋が届くので近くの調剤薬局で処方薬を受け取る。
といった、病院に行かずとも診察や処方薬が手に入るサービスです。
もちろん、保険適用になりますし、仕事で忙しい人も、育児で手が離せない人も、さらには、免疫力が弱い高齢者や免疫疾患を持っている方などが安心して病院の処方薬を手に入れることが出来るのです。
日中に病院に行ける人は実はあまり多くないかもしれません……。
オンライン診察にも条件がある
病院に行かずともネットで診察して、薬を届けてくれるなんて、とても手軽じゃないか!
そう思う人も多いかと思いますが、そこまで安易に受けられるサービスではないこともあります。
まず、オンライン診察を可能としている病院であるかどうか。
初回は来院する必要があること。
薬を送るための送料やシステム使用料が必要になる場合もあります。
また、初回から来院せずにオンライン診察でお願いした場合、自由診療となり保険適用外になることもあるため、ガイドラインをしっかり把握して利用する必要があります。
関連・参考⇒厚生省「オンライン診療の適切な実施に関する指針(案)」
病院ごとやサービスごとに異なる場合がありますが、一つ例を挙げてみます。
- 最近花粉症症状が気になりだしたAさんはK耳鼻科へ行った。
- 花粉症の検査をした結果、花粉症と判明し2週間分の処方薬をもらう。
- その後2週間経ち薬はなくなったがまだシーズンが終わっていないため、薬を処方して欲しかったのだが、どうしても病院に行く時間が無い。
- K耳鼻科はオンライン診察が可能だったため、オンラインで再診の予約を取り、その時間にPCのチャットで診察を受ける。
- 再度2週間分の処方薬を処方してもらえることになり、処方箋の発送を頼み、オンライン上でクレジットで決済をする。
※再診料+処方箋代+予約料+処方箋郵送料の合計で、1500円の支払※ - その後K耳鼻科から処方箋が届き、近所の調剤薬局で処方薬をもらう。
※保険適用で2000円※ - 実際に病院へ行くとなると、「準備する時間+移動時間+待合時間+診察+門前薬局での待ち時間+処方待ち」で4~5時間かかったところを、オンライン診察にしたため、再診は診察の5分と、近所の薬局での処方の時間30分で済みました。
このような診察を可能としてくれたのがオンライン診察だったのです。
このオンライン診察ができる病院はまだそう多くはありません。
花粉症などは長期に渡る可能性もありますので、診察前に一度その病院がオンライン診察可能かどうかを確認してみても良いでしょう。
オンライン診察がおすすめの人は……
- 定期的に、長期的な治療が必要な方
- 育児中で預かり先が見つからない方
- 仕事が忙しくて日中に病院に行くことができない方
- 妊娠中である・高齢者であって人がたくさん居る場所は避けたい方
- 免疫疾患があり、できる限り病院の待合室は避けたい方
オンライン診察のサービス「スマ診」
オンライン診察のサービス「スマ診」というものがあります。
こちらは、スマホで登録し、定額サービスで診療プランを選び、オンライン診察を受けることができるアプリサービスとなるのですが、もちろん、初診は来院する必要がありますが、オンライン診察サービスのある病院を選択することが出来るので、探しやすいという利点があります。
また、14日分の「点眼セットプラン」「点鼻薬セットプラン」「点鼻薬+点眼セットプラン」「抗ヒスタミン薬を1種類処方してくれるプラン」「抗ヒスタミン薬や抗アレルギー剤を処方してくれるプラン」といくつもプランがあります。
高くても5000円くらいで収まる設定ですので(2019年3月現在)、病院へ行く交通費などを考えるとお得になる人もいるでしょう。
こうしたサービスを上手に使い、快適な日々を送れるようになるといいですね!!
関連⇒スマ診サイト
コメントを残す