花粉症に効果的!? 音楽療法について
音楽を音質に流すことによって、普通に育てた野菜より瑞々しく甘い野菜を育てることができる……。
一昔前にニュースになっていた、音楽と野菜や果物の栽培の関係ですが、この「音楽」というものは、実は花粉症にも効果があるのでは……? という節も流れています。
音楽を効くことによって花粉症症状が緩和される。
そんな話について調べてみました。
音楽がもたらす効果
音楽療法というものがあります。
これは、音楽聴いたり演奏することによって、生理的・心理的な健康のかいふくを促すことを目的とした療法で、その歴史は宗教の誕生と共に生まれた音楽が世に出たときからあるものと、大変歴史の深いものです。
第二次世界大戦時に、アメリカで野戦病院内で音楽を流したり演奏してみたところ、通常よりも負傷した兵士の傷の治癒が早まったことから、アメリカを中心として、音楽の治療効果が立証され、現代では、高齢者のケアや児童のケアなどのために「音楽療法士」という資格があるほどです。
音楽を聴かせることによって回復力が向上したり、自律神経が整ったり……とする理由は、人間の心理的効果が原因ではと思っていたのですが、野菜や果物にも音楽を聴かせた場合、育ちが良くなったり甘くなったりと効果があるとして、好んで音楽を流している農家もあり、その仕組みはいまだ解明されていません。
ですが、ここからは推測になるのですが、『音』は元々「空気の波」=「波長」が集まってできた物ですので、空気の波動(振動)による刺激もあるのではないか……と考えています。
ともあれ、音楽は良くも悪くも人間を含む生物に何らかの影響を与えるということはわかっています。
それでは、人間の免疫バランスの乱れである「花粉症」に対しても効果はあるのでしょうか?
モーツァルト療法!?
音楽療法や、栽培している植物に対して流す曲で人気が一番あるのがモーツァルトの曲。
なぜ、モーツァルトの曲に人気があるかと言うと、モーツァルトの曲を流した場合に最も良い効果があると言われているからです。
元々、クラシックは野菜や家畜を健やかに育てる効果があるとして、農家や畜産ではクラシック音楽を流している事が多いのですが、特に、モーツァルトの楽曲に含まれている高周波が副交感神経を刺激してリラックス効果を生むと、好まれるケースが多いのです。
この理論が正しいか、間違っているかは断定できないのですが、モーツァルトは勉強中のクラシックにも良いといわれていますし、華やかで、コロコロと弾むような曲の多いモーツァルトはリラックスタイムの最高のBGMになるのではないでしょうか。
花粉症は免疫バランスの乱れや、免疫の過剰反応が原因とされています。
ストレスが溜まると、活動を意図する交感神経が優位になって自律神経が乱れてしまいます。
そうなると、免疫物質(抗体)が多く生産されてしまい、日頃何でもない花粉に過剰に反応、くしゃみや鼻水等花粉症状が出てきてしまいます。
そんなときに音楽を聴くことによって、心身のリラックスを生み出し、副交感神経へスイッチを切り替える。
ストレスホルモンを減少させ、アレルギー症状が改善されるのではないかと考えられています。
一言でいうと、「ストレスで乱れた自律神経の正常化のために、モーツァルトの曲を聴くといい」ということなのですが、こうした理由があって音楽が花粉症に効果的だと言われていたのですね。
時には音楽を聴きながらゆっくりと
1960年代にアメリカで行われた面白い実験があります。
カボチャを育てる際に、ロックを聴かせるゾーンとクラシックを聴かせるゾーンとに分けてみたところ、ロックを聴かせたカボチャのツルはスピーカーに背を向けて、逃げるようにツルを伸ばしていったのに対し、クラシックを聴かせたカボチャはスピーカーに向かって、伸びていった……という話です。
もちろん、ロックが悪い、クラシックが良いという話ではなく、自分がリラックスできるならば、自分の好きな音楽を聴くことが一番効果的だと思います。
ですが、一番大切なのは、時にはゆっくりとお茶をしつつ、穏やかな曲に耳を傾ける時間を持つことではないでしょうか。
忙しい毎日で、お茶をする時間も慌ただしい……なんてこともあるかと思いますが、たまにはゆったりとしたBGMタイムを設けてみると、花粉症症状も少しだけ……改善するかもしれませんね。
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