冬も本番、スギ花粉飛散時期のスギ花粉特化情報
2月になると飛散し始めると言われるスギ花粉ですが、実は11月頃から既に飛び始めています。
今回はスギ花粉に特化して、各地域のスギ花粉飛散時期とピーク時、また、2018年の予報もお伝えします。
各地方のスギ花粉シーズンとピーク時
北海道地方:元々あまりスギ花粉は多くない北海道。
スギ花粉の時期は「3月中旬~5月の初め」くらいまででしょう。
ピークは3月末頃と予想されますが、あまり多くはないはずですので、それよりもシラカバなどに気をつけた方が良いでしょう。
東北地方:関東地方に並ぶスギ花粉の多さを誇る東北地方。
スギ花粉が飛散する時期は「1月末~6月中旬」までと予想されます。
ピークは2月末から4月の中旬と予想されます。その後のイネ科の飛散にも気をつけましょう。
関東地方:最もスギ花粉が飛散する関東地方。
なんと、スギ花粉は9月頃から始まっており、酷い場合は年をまたいで、7月中旬くらいまでスギ花粉が浮遊しているでしょう。
ピークは2月から4月いっぱい。万全の体制で花粉症対策をしていきましょう。
東海地方:関東ほどではないとはいえ、やはり暖かい分スギ花粉の飛散時期は長いのが特徴。
10月末頃から5月の初めまでスギ花粉は飛散していると言われます。
ピークは2月中旬から3月末まで。入れ替わるようにヒノキの花粉もやってきますので、気をつけましょう。
関西地方:関東地方並にスギ花粉の多い関西。
多いところでは、10月からスギ花粉が飛び交い、1月頃に一度軽く収束したのちに、1月末より再び大量のスギ花粉が飛散するでしょう。
ピークは2月中旬から3月末くらいまで。量も多いのでしっかり対策をしていきましょう。
九州地方:中程度と言われつつも、しっかりとスギ花粉は飛び交います。
場所によっては9月の初め頃に、休息を入れつつ飛散し、長いと6月頭くらいまでスギ花粉の飛散は続きます。
但しピークは2月から3月まで。量は多くなくとも、気温や住まいによっては長い戦いになるので、気を抜くことなく過ごしましょう。
沖縄地方:沖縄にはスギがないため、今回は省略します。
2018年スギ花粉予報
2018年のスギ花粉予想ですが、気象庁とウェザーニュースで意見が分かれたという話もありました。
ですが、どうやら、2018年の傾向としては2018年より全体的にやや多め。
さらに、東北から関東、東海地方にかけては2017年の2倍の飛散量になると予想されています。
ただし、2017年は例年よりも花粉量が少なかったため、2倍になるといっても、例年並みか、少し多いくらいでしょう。
また、西日本の一部では2017年よりも、さらに飛散量が減るところもあると予想されています。
因みに1シーズンの花粉飛散量が、2,000個/㎠を超えると多い年と言われます。
もちろん、2018年は2,000個/㎠を超えますので、しっかり、そして早めに、対策をしていきましょう。
2018年の花粉症治療の予想
2018年は今一番新しい花粉症の薬「ビラノア」「デザレックス」が今までよりも出るようになるでしょう。
従来の薬も含め、より体質に合った、より生活スタイルに合った薬が選べるようになるため、シーズン中でも過ごしやすくなると言えます。
また、「舌下免疫療法」も今まで以上に行われるようになるでしょう。
根本治療ができなかった花粉症の中でも、唯一根本治療ができる治療法として、研究もさらに進められていくかと思います。
気になるのは「アルゴンプラズマ凝固治療」ですが、これは従来のレーザー治療に取って代わり、新しい耳鼻咽喉科などでは優先的にこの機材を入れていくようになるのではと思われます。
また、今年は人々のライフスタイルも徐々に代わり、『治療』よりも『対策』を取る人が増えるようになるでしょう。
多忙な中でも健康志向が優先されてきていますので、無理なくできる花粉症対策として、サプリメントや漢方薬を買い求める人も増えるのではないでしょうか。
ネット上の情報は数多くあります。
多くを知り、自分で取捨選択して、最善の花粉症対策ができるようにしていきましょう。
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