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意外と気がつかない!? 自分が花粉症だと気がつくまでの経緯
くしゃみが出たり、鼻水が出ても風邪。
目が痒くても、これくらいなら気のせい。
なにより今は『花粉の季節じゃないし……』。
そう思っていたのが数年前。
そんな私は、実は結構なブタクサのアレルギーだったのでした……。
今回はそんな「意外と自分では気がつかないケースのある花粉症」について、私の体験談をお話調にまとめてみました。
「もしかして?」と思う方は、ぜひ読んで、検査に行ってみてください。
異変を感じた1~2年
毎年、夏の終わりくらいから秋まで、喉がイガイガ、なんとなく鼻水も出るしクシャミも出るようになったな……と思っていました。
ただ、花粉の季節は1月~2月がメインなはずだし、そこまで鼻症状が酷いわけではないので、「季節の変わり目」による「風邪」をひいているのだと思い込んでいました。
花粉の時期は「冬」だと思い込んでたら、それは間違い!!
ブタクサやイネ、ヒノキ等、その草木によって花粉の飛散時期は変わるのです。
症状の悪化した1年、そして誤診
今思うと、喉がイガイガし始めた辺りからアレルギー症状が出ていたのですが、そのことに気がつかなかった当時は、「毎年かかる、季節の変わり目の風邪」と思い、そのままにしていました。
もちろん花粉症なので、しばらくすると何事もなかったかのように元気になるので、気にせず過ごしていたのですが、ある年、夏の終わりに酷く喉がイガイガし、さらに顔にブツブツと小さな赤い湿疹が出るようになってしまったのです。
さすがに驚いて「皮膚科」へ行ったのですが、原因もわからず「何かにかぶれたのでは?」と「ステロイド薬」と「保湿剤」を渡されただけでした。
喉のイガイガについては皮膚科でしたので相談しませんでした。
なにより、顔のブツブツの方が気になってしまったので……。
もちろん、ステロイド薬と保湿剤で顔の湿疹は落ち着いたのですが、2ヶ月以上治っては出て、治っては出て……を繰り返していたので、随分と長い症状だなと思っていました。
また、喉のイガイガが悪化し、咳も出る様になり始めてきました。
目が痒くなる。鼻水やクシャミが出るだけが花粉症症状だと思ったら大間違い!!
花粉症症状の中には、喉のイガイガや咳。
そして、皮膚についた花粉による皮膚かぶれ、湿疹がメインとして起こる事もあるんです。
熱まで出始めた年に、初めて花粉症の疑いで病院へ……
さて、湿疹まで出たにも関わらず、花粉症を疑わなかった私ですが、とうとう9月の初めくらいから微熱が下がらなくなってしまいました。
当然、顔はかぶれたようにブツブツになり、目も赤く、喉のイガイガで咳が出ます。
鼻症状はそこまでない……にしろ、クシャミはもちろん出ますし、様子がおかしい。
一体なんの病気になってしまったのだろうと、子どもの頃から行っていた行きつけの内科へ行ったところ、たまたまその日はアレルギーに強い先生に当たることとなり、話を聞いた医師がもしかして……とアレルギー検査を勧めてくれたのです。
熱や喉のイガイガで、花粉症のわけがないと思っていたのですが、検査の結果が見事な「ブタクサアレルギー」。
他にも、なんとなく「これを食べると喉が痒くなる」と思っていて、一緒に検査に出してもらった「キウイ」に激しい陽性反応が出ていたのですが、思い返すと、キウイを食べたときの喉のイガイガ感と、夏の終わりから感じ始める花粉症による喉のイガイガ感は同じ感覚でした。
およそ5年越しで発覚した花粉症
当時は、「まさか自分が花粉症になるとは」という思い込みと、「花粉症はスギ花粉のみ」「鼻症状のみ」「発熱や喉の症状が出たら風邪」という少ない知識による思い込みとで、アレルギー症状が爆発するまで放置してしまいました。
今はインターネットやテレビでも花粉症について、様々な情報があり、今よりももっと可能性というものが考えられるようになりましたが、やはり思い込みは怖いものですね。
ブタクサの花粉症の場合、花粉がカギ型になっているため、皮膚や粘膜に「刺さりやすい」形状をしています。
そのため、皮膚に刺さりやすく、皮膚の弱い私は口や鼻周辺、そして首などの皮膚の薄い部分に湿疹が出てしまったのです。
また、比較的鼻は丈夫なのですが、私は非常に喉が弱いのと、ブタクサの花粉の形状のせいで、鼻症状より先に喉の症状が現れてしまったのでしょう。
もちろん、喉がそれによって炎症し、それで熱が出てしまったのも、ある意味検査が遅れた理由でした。
あなたも花粉症に気がついていないかもしれませんよ?
このように、花粉症と言っても統一されたパターンがあるわけではありません。
毎年具合が悪くなる時期がある……そんなあなたも、もしかしたら花粉症になっているのかもしれません。
一度、病院へ行って検査してもらうことをおすすめします!!
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