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モーニングアタックにも! 花粉症対策の寝室作り
朝、酷くなる花粉症症状「モーニングアタック」
そんなモーニングアタックを防ぐためにも、花粉症対策には寝室作りに正しい知識は欠かせません。
ただ空気清浄機を置けば良い……というだけではその効果も半減してしまいます。
正しい寝室作りについて、今回はしっかりとお伝えします。
空気清浄機は正しい位置に置きましょう
空気清浄機は花粉症対策の必需品。
家に取り込んでしまった花粉を吸い取ってくれるため、部屋の中の花粉の送料を減らしてくれます。
ただし、気場所を間違えてしまうとその効果は半減してしまいます。
空気清浄機は出入り口付近の壁際に設置するのがおすすめ。
なぜならば、空気清浄機は床に落ちてしまった花粉やハウスダストまでは吸い込むことができません。
そして、一番空気の気流が乱れやすく、花粉が舞い上がりやすいのが出入り口付近だからです。
ただし、あまり壁際につけてしまうと、せっかく空気を吸う部分が壁に密着して存分に花粉が混ざった空気を取り込むことができなくなりますので、最低でも壁際から15~20センチは離して設置しましょう。
また、空気清浄機をつける時間帯ですが、寝ている時間よりも、まず帰宅してすぐ、寝るまでの間にできる限り空気を綺麗にすることが大切です。
すこし電気代が気になるかもしれませんが、今時の空気清浄機は電気代もエコに作られていますので、帰宅後~翌朝起床するまで、空気清浄機はかけておくと良いでしょう。
プラスワンポイント
空気清浄機とサーキュレーターで部屋の隅々まで正常化。
空気清浄機を起動させると、排気口から空気が出ているのがわかるかと思います。
その空気の流れによって、花粉やハウスダストが混ざった空気をどんどん吸い込むことができるのですが、この空気の流れは直線的です。
ですので、空気清浄機の向きとと垂直になるようにサーキュレーターを回すことによって、部屋の隅々までの空気が攪拌され、より一層花粉を除去することができるのようになるのです。
冬場にサーキュレーターを回したままにすると、さすがに眠るときは寒いかもしれませんが、寝るまでの間、エアコンの暖かい空気を攪拌するついでにサーキュレーターを回してみましょう。
※写真ではダイニングキッチンを見本としています※
加湿器はマストアイテム
乾燥する時期には加湿器は重要なアイテムとなりますが、花粉症シーズンにもマストなアイテム。
しかし、加湿器にも置く場所のポイントがあります。
- 寝具付近には置かない⇒布団が湿気を帯びてカビの元になってしまいます。
- 窓際には置かない⇒外気によって結露ができやすくなり、カビの元になります。
- 出入り口付近には置かない⇒せっかくの湿度が外に出て行ってしまいます。空気清浄機の近くにも置かないようにしましょう。
- エアコンの下には置かない⇒加湿器によっては温度センサーが付いている物があります。温風が当たるとそのセンサーが誤作動を起こしやすくなるので、エアコン暖かい風が直接当たらない場所に置きましょう。
こうなると「ではどこに置けば良いのだ」となりますが、加湿器のベストポジションは「1メートルくらいの高さの台の上、寝具より少し離れた部屋の中央付近」がベスト。
少し難しい注文ですが、寝室にドレッサーがある場合はその上だったり、一人暮らしならばテーブルの上、男性でしたらチェストの上なんかに置くと良いかもしれません。
プラスワンチェックポイント
掃除は加湿器をしばらく稼働させた後がおすすめ。
花粉やハウスダストは粒子がとても細かく、歩いただけでも床から舞い上がってしまいます。
そのため、先に加湿器をかけ、花粉やハウスダストに湿度を吸わせ、重くして床に落ちるようにしてしまいましょう。
そうすれば、床をドライシート、若しくはウエットシートで拭くだけでかなりの量の花粉や、ハウスダストを取り去ることができるのです。
寝室にはあまり物を置かない方がいい
可愛い物が好きな女性には少し酷な話ですが、寝室にはあまり物を置かない方が良いでしょう。
とくにぬいぐるみなどの布製品には花粉やハウスダストが付着しやすく、それが原因でモーニングアタックが起こってしまうこともあります。
一人暮らしでワンルームに住んでいる場合は、どうしても寝室兼ダイニング兼リビングになってしまうので、物が増えてしまいますが、その場合でも、洋服はクローゼットに仕舞う。ない場合はハンガーに掛け洋服保護シートをかけてしまうなどをして、すっきりとした状態を保つようにしましょう。
プラスワンチェックポイント
小物についたハウスダストや花粉が気になるときは、掃除の際に「ハウスダスト除去スプレー」をかけてみましょう。
付いてしまった花粉にはこうしたハウスダスト除去スプレーを使うことによって、花粉をコーティングして落とす効果があります。
また、リセッシュの花粉用スプレーには静電気で花粉を寄せ付けない効能があるため、予め吹きかけておくのもよい手段でしょう。
寝室にはカーテンよりブラインドがおすすめ
花粉の侵入口は人の出入りする出入り口、玄関や窓です。
ですので、カーテンにはたくさんの花粉が付着しやすく、花粉症シーズンは小まめな掃除、洗濯をおすすめします。
ですが、カーテンの洗濯というのもなかなかに手間です。
そのため、寝室にはブラインドをかけてしまうというのも手です。
「寝室にブラインドはちょっと……」という方には、「花粉を寄せ付けないタイプのカーテン」というのが、比較的お安い値段で手に入るので、そちらでも大丈夫かと思いますが、カーテンにしろブラインドにしろ、小まめな掃除をおすすめします。
カーテンにもリセッシュや花粉防止スプレーをかけましょう。
とくにレースのカーテンには花粉が付着しやすいため、週に2~3回はこうした「静電気で花粉を寄せ付けない」タイプのスプレーをすることによって、花粉が部屋に侵入する確率を大きく減らすことができます。
寝室はフローリングがおすすめ
一人暮らしの場合、ワンルームですと床がフローリングのことが多いかと思います。
カーペットなどを敷いてしまうと、どうしても花粉やハウスダストが溜まりやすく、掃除も掃除機に頼らざるを得ません。
床掃除に掃除機やほうきを使ってしまうと、下に落ちていた花粉やハウスダストが舞い上がり、余計に花粉症症状が悪化してしまいます。
ですので、畳やカーペットは避け、フローリングの部屋で寝起きすることをおすすめします。
プラスワンチェックポイント
クッションフロアでフローリング代わりに。
もし現在使用している寝室が畳の部屋だった場合、「クッションフロア」というビニールでできたフローリング柄のカーペットを敷くと、フローリングと変わらない状態になります。
パネルフロアと違い、部屋の大きさに合ったクッションフロアを買えば、つなぎ目がないため、ホコリやゴミがつなぎ目に溜まることもなく、掃除もとても楽になります。
クッションフロアはホームセンターや通販で1帖から売っていますので、部屋に合う大きさの物を購入するとよいでしょう。
まとめ
花粉症対策によい寝室作りには、花粉を「入れない」「排除する」の二つが大切。
そのためには小まめな掃除の他、上記のような状態で寝室を作っていくと、寝起きのモーニングアタックを緩和することができるので、できるところから初めてみましょう。
- 空気清浄機は壁際15~20センチ離して、出入り口付近に設置。
- 加湿器は部屋の中央付近、寝具から少し離れた高めの場所に設置。
- カーテンはできるだけブラインドにするか、花粉防止カーテンを使用する。
- 床はフローリングに。和室の場合はクッションフロアを敷く。
- 寝室にはできるだけ物を置かない。とくにぬいぐるみなど布製品はNG。
オマケ
- 寝具は外に干さず、布団乾燥機で乾かしましょう。
- 2~3日に1度は布団クリーナーで布団のお掃除をしましょう。
- 床はドライシートかウエットシートで掃除。
- 空気清浄機・加湿器の掃除は小まめに。
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