花粉症とアレルギーの関係について記載を致します。
「アレルギー」も「花粉症」も、どちらも「くしゃみ」「鼻水」「目のかゆみ」といった、同じ症状に悩ませられるものですよね。
それゆえに、多くの人が「花粉症」=「アレルギー」と思っていることが多いのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
花粉症はアレルギーの一種です
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」といった、鼻症状が出るアレルギーのことを「アレルギー性鼻炎」と言います。
「目のかゆみ」は「目の症状」ではないかと思われるかと思いますが、涙が出ると鼻水も出たり、また、TVの世界びっくり人間などで鼻から吸ったミルクを目から出すといった芸当を見せる人間がいるように、鼻と目は繋がっています。
ですので、「目のかゆみ」の症状も大きく含めて、「アレルギー性鼻炎」の一つとなるのですが、このアレルギー性鼻炎の種類の中に「季節性アレルギー性鼻炎」というものがあります。
そう、「季節性」の言葉からもわかる通り、これが「花粉症」なのです。
アレルギー性鼻炎≠花粉症
ちなみに、こういった理由から、花粉症をアレルギー性鼻炎と置き換えて言うことはありなのですが、アレルギー性鼻炎を花粉症と置き換えるのはNGとなってしまいますのでご注意ください。
季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎
さて、花粉症の一種として「季節性アレルギー性鼻炎」があるということはわかったかと思いますが、これはどういったものでしょうか。
【季節性アレルギー性鼻炎】
- スギ、イネ、ブタクサなど季節の花粉によって生じるアレルギーのこと
- その時期になると定期的に症状がでるが、花粉が飛ばなくなると、その症状も治まる。
これは季節性アレルギー性鼻炎と異なり、慢性的に1年中症状が出てきてしまうアレルギー症状です。これに対して「通年性アレルギー性鼻炎」というものもあります。
【通年性アレルギー性鼻炎】
- ハウスダスト、カビ、ダニ等、通年を通して多く存在する、花粉以外の物質で起る。
- 季節が変わっても「鼻水」「くしゃみ」「目のかゆみ」等に悩まされることが多い。
その他のアレルギーたしかに、いくら負担の少ない薬だと言われても毎日毎日薬を飲み続けるのは負担になりますよね。通年性アレルギー性鼻炎になった場合、24時間356日アレルゲンに晒され、不快な症状が治まることがないことが多い為、レーザー治療等外科的治療でその症状を抑える人が多いのも特徴です。
アレルギーには通年性アレルギーや季節性アレルギーの他にも「寒暖差アレルギー」や「食物アレルギー」などがあります。
もちろん「花粉症」とされる季節性アレルギー性鼻炎とは別の要因で起るアレルギーだったり、「蕁麻疹」として皮膚にでる症状だったりと、一見関連性がなさそうに見えます。
しかし、寒暖差アレルギーでは「鼻水」が出続けたり、ある花粉に対する季節性アレルギー性鼻炎のある人は、特定の果物に対してアレルギー反応を起こすことが多い等、複雑に絡み合っている部分もあるのです。
ただし、通年性アレルギー性鼻炎も季節性アレルギー性鼻炎も、全てのアレルギーにはなにか「要因」となるアレルギー物質(寒暖差アレルギーに関しては、気温)によって引き起こされる症状だということは一致しています。
どちらにしても辛いアレルギー症状。
自分は特定の季節にだけ「くしゃみ」「鼻水」「目のかゆみ」が起るから単なる花粉症だと、花粉の時期が過ぎるのを待つのではなく、医療機関で一度調べて貰い、本当に花粉症なのか、自治はハウスダストやカビなどの通年性アレルギー性鼻炎ではないかを確認することをオススメします。
また、花粉症でしたら事前に自己防衛をすることによって、ある程度防ぐことが出来ます。
そういった花粉症に対する知識も、この花粉症対策サイト等で調べて有効活用してください。
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