2019年の花粉は「ド」えらいことに……ならなかった? シーズン直前花粉情報
2019年の花粉予報、第一報、第二報と出してきましたが、シーズン直前、とうとう第三報が出てきました。
今年の花粉は酷いことになるであろうという予報が出ていたとおり、早くも敏感な方、花粉症の方はくしゃみ・鼻水・目のかゆみに悩まされている様子。
それでは、今年のスギ花粉のピークや、花粉量はどのようになるか調べてみましょう。
各地域のピークの予想
【スギ花粉のピーク】
スギ花粉のピークは早いところでは「福岡」から始まります。
東京では3月上旬から4月上旬までがピークとされ、飛散される期間が長くなってしまうのも今年の特徴。
■九州地方:2月下旬~3月中旬くらいまで
■関西地方:3月上旬~3月中旬くらいまで
■四国地方:3月上旬~3月中旬くらいまで
■中国地方:3月上旬過ぎくらい~3月中旬半ばくらいまで
■関東地方:3月上旬~4月上旬半ばくらいまで
■北陸地方:3月中旬~3月下旬くらいまで
■中部地方:3月中旬~3月下旬くらいまで
【ヒノキ花粉のピーク】
スギ花粉のピークが終わる頃、ヒノキ花粉が飛び始め、少し経ってからピークが始まります。
福岡ではやはり一足先に3月下旬から始まり、広島・大阪辺りでは4月上旬、関東地方では4月上旬から中旬にかけてピークを迎える予報となっています。
■九州地方: 3月下旬~4月上旬
■関西地方: 4月上旬~4月中旬
■四国地方: 4月上旬~4月中旬半ば
■中国地方: 4月上旬~4月中旬
■関東地方: 4月上旬~4月下旬(スギ花粉と入れ替わり)
■北陸地方: ピークなしの予想
■中部地方: ピークなしの予想
北陸や中部地方でも、ヒノキ花粉はある予想ですが、飛散量は関西や関東などと比べると少ないないため、はっきりしたピークは予想されておりません。
2019年の飛散傾向
2019年の飛散量は、例年比でみてみると東北・近畿・中国地方で多めとなり、北海道や関東地方、東海はやや少ない傾向であると予想されていますが、北陸などは、前年度のスギ花粉量が少なかったため、それと比べるとやや多いと言われています。
また、ヒノキに関しては、昨年2018年が過去10年で最も多く飛散した年になったため、それと比べると、ヒノキの花粉は少ないものと予想されます。
おそらく、ヒノキに関しては例年通りの飛散量となるのではという予想です。
北海道に関しては、スギとシラカバの花粉量で比較するコトとなりますが、今年はスギ花粉もシラカバの花粉もやや少ないと予想されています。
昨年は、観測史上最も暑い夏を迎えていただけに、かなりの花粉の飛散量があると予想されていたのですが、「極めて多い大飛散」とはならなかったようで「例年並み」もしくは「やや多い程度」となったようで、少し安心できましたね。
ただし、「例年」という言葉にマジックが隠されており、「例年=過去数年間の平均値」となるため、年々増加していく花粉と比較しても、それはやや多い程度となるでしょう。
ですが、花粉は増減を繰り返しながらも、確実にその飛散量を増してきています。
50年前と比較するようなことはしなかったとしても、20年前、10年前と比較しても確実にその量は増していっているので、「平年並み」という言葉にだまされず、花粉症の方も、そうでない方も、体調を整え、サプリメントやマスクなどで花粉症対策をしていきましょう。
2019年の飛散開始時期予想
スギ花粉の飛散開始予想は、例年より5日ほど遅くなると言われています。
大体、2月中旬くらいから、九州や四国、東海や関東の一部で飛散し始め、そのままピークへと向かう予想です。
2018年の夏は暑かったのですが、その影響か12月の平均気温も例年より高く、スギの休眠が遅れたということと、さらに、2019年に入ってからも、例年の冬よりも気温が高め出あることから、スギ花粉の休眠打破(休眠から目覚めること)が遅れる見込みで、例年より少し遅くなるのではというよそうなのです。
ただし、杉の花粉は飛散開始と認められる前から、散布され始めます。
飛散開始と認められるのは、観測している場所ので一平方センチメートルあたり、1個以上のスギ花粉を2日間連続して観測した場合「花粉の飛散が始まりました」と報じられるため、それよりももっと前から、気の早いスギが花粉を少量ずつ溢していることもあるのです。
ですので、まだ花粉の飛散は始まっていないと思って、なんの対策もしていないと、本格的なシーズンが来る前に、酷い症状に見舞われる可能性もありますので、みなさん、もう今すぐにでも花粉対策を始めるようにしましょう。
詳しい花粉対策に関しては、この花粉症対策サイトにたくさん情報がありますので、ぜひご活用してください!!
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