Contents
いつの間にか部屋に侵入している花粉はエアコンからなのか!?
窓も閉め切っており、部屋に花粉が侵入してくる要素はないはずなのに、家の中でくしゃみや鼻水に襲われる……。
そんな経験はありませんか?
掃除をしていてもどこからともなく侵入してくる花粉は、一体どこから入ってきたのか。
エアコンは花粉にとって良い存在なのか、悪い存在なのか。
花粉とエアコンの関係。
そして、エアコンができることを考えてみましょう。
花粉の侵入経路にエアコンはあり得る話なのか
窓を開けておらず、出入りのない部屋でもホコリや砂などが溜まることがあります。
もちろん、花粉もいつの間にか侵入してきていることが多々あるのですが、これらはエアコンの室外機から入ってくるものでしょうか?
エアコンは確かに「室外機」と「室内機」を繋ぎ、循環させているイメージがありますが、基本的に「室内の空気」を取り込んで巡回させているのです。
冷房の時は、吸い込んだ室内の空気を室外機で冷やしてから部屋の中に戻していますし、暖房の場合は室外機で温めてから再び部屋の中に空気を吐き出して、温度を調節しているのです。
ですので、基本的にエアコンは外の空気を吸い込んでいるわけではないので、「エアコンから花粉が侵入してくる」ということはあり得ない話だったのです。
ですが、「基本的に」と言ったように、例外もあります。
換気機能がついたエアコンは注意が必要
最近多いのが「換気機能がついたエアコン」です。
この場合外気を取り入れて換気しているため、外気を室内に放出することとなります。
あまりこの換気機能がついたエアコンは売られていないため、基本的にエアコンから室内に花粉が侵入することはないのですが、この機能が着いている場合注意が必要です。
とはいえ、やはりエアコンには「フィルター」というものがありますので、もし花粉を吸い込んでしまったとしてもフィルターで漉された「綺麗な」空気が出てくるはずでしょう。
では室内に入り込んだ花粉はどこから来たのか?
窓も閉め切り、エアコンも花粉を運ぶ犯人ではないとしたら、一体何が花粉を室内に運んできたのか……。
その犯人は、実は「人間」。そう、あなただったのです。
もちろん、家には微細な隙間が必ずあり、余程の実験室なような真空状態の家でもない限り、ホコリやチリなどは侵入してくるものですが、花粉を一番多く持ち込んでいるのは他でもない人間だったのです。
私たちは外からかなりの量の花粉を服に付着させて帰宅しています。
服だけではなく髪や肌にも花粉は付着し、例え玄関先で払ったとしてもどうしても室内に一緒に持ち込んでしまうのです。
そうした花粉が密閉された室内で行き場をなくし、溜まって、くしゃみ・鼻水・目のかゆみを引き起こしてしまうのです。
室内に入り込んだ花粉を除去してくれるのはエアコンだった
室内に入り込んだ花粉を除去するには、掃除などが有効とされています。
ですのでドライシートで床や棚に落ちた花粉を掃除したり、布団をフトンクリーナーで掃除するのはもちろん、空気清浄機を稼働させて空気をクリーンに保つのも大切な事。
ですが、結構手軽に室内の空気から花粉を取り除いてくれるのは「エアコン」だったのです。
エアコンは室内の空気を吸い込み、温めるか冷やすかをして、再び空気を放出させてくれるので、その時にエアコン内部のフィルターで花粉をキャッチしてくれるのです。
つまり、実はエアコンこそが、花粉の侵入を防ぎ、花粉の除去をしてくれる最強家電だったのです。
エアコンの花粉除去機能を最大限に生かす方法は?
エアコンは花粉をフィルターでキャッチしてくれ、クリーンな空気を放出してくれるものですが、その機能も手入れ次第では半減。
では、どのようなお手入れをすればエアコンの機能を最大限生かすことができるのか……。
それは、エアコンの掃除をすることなのです。
エアコンの内部は結構汚れており、花粉の他にもカビや埃がつまりやすい所です。
最低月に1度はエアコンのフィルターを掃除しましょう。
エアコンのフィルターの掃除の仕方は各メーカーによって異なり、水洗いしてもよいものや、掃除機で吸い取るだけのものもありますが、基本的にフィルターに掃除機をかけて、固く絞った雑巾で拭くだけでもかなり違いが現れます。
また、エアコンのフィルターに花粉対策シートを取付けるのもオススメ。
こちらも各メーカーにあったものを、正しく使用する必要はありますが、汚れたら捨てるだけなのでとても簡単。
もちろん、掃除のついでにエアコンの排気口をキレイに掃除しておくこともお忘れなく。
ここが汚れていると、全ての汚れが部屋中に飛び散ってしまうことになります。
ですので、しばらく使っていなかった後でもちゃんと拭くようにしましょう。
また、年に一度はエアコンの清掃業に依頼して、エアコン内部をしっかりと洗浄するようにしましょう。
エアコンは上手に使えば花粉も埃も取り除いてくれる便利な家電ですが、だらしのない使い方をしてしまうと、逆に体にとてもよくないものになってしまいますので、注意が必要です。
【エアコンの正しい掃除の仕方】
- 週に1度は排気口を拭き掃除
- 月に1度はフィルターの掃除
- 年に一度は業者に依頼して内部の掃除
コメントを残す