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花粉症に効果あり!!「じゃばら」の全てをお伝えします
じゃばらとは?
じゃばらとは「邪を払う(邪払)」という漢字からきた名前を持つ、ミカンに属する柑橘類の一種で、柚子やかぼすのような強い酸味と風味を持つ果物です。
※見た目はかぼすの色をした柚子のよう※
産地や起源は?
原産地は和歌山県にある、「北山村」。
江戸時代くらいから、この北山村の農村地や各家の庭先で栽培されてきた、この村ではありきたりな柑橘類だったのですが、苦みと酸味が強く、また市場にはすでに「柚子」や「かぼす」などが出回っていたため、あまり繁殖させることなく、1970年代には北山村のとある栽培農家1軒だけがこのじゃばらを所有するのみとなってしまったのです。
※いまだに豊かな自然の残る北山村※
この1軒だけ残った、じゃばら最後の栽培主が「このままではじゃばらが撤退してしまう」と商品化をするものの、なかなか世間に広まることもなく、じゃばらが衰退の一途をたどる中、「花粉症に効果がある」ということが判明したこと、そしてインターネットの普及とがマッチし、評判が広がり急成長することとなったのです。
じゃばら自体は元々柚子や九年母(くねんぼ)との自然交配でできた種類で、北山村は川に囲まれ、日本で唯一(離島を除き)同じ都道府県の他市町村と接していない村であるため、この交配が守られたのかもしれないという話もあります。
※川に囲まれているため昔は筏が発達しており、今では観光として有名です※
【九年母(くねんぼ)】
柑橘類の一種で,東南アジア原産。
皮が厚く、松ヤニのような独特の匂いを持つ。
九州ミカンが広まるまでは、関東地方まで広がるメジャーなものであった。
今では北山村の名産となったじゃばら。
収穫祭などのお祭りなどもさることながら、その効能から村おこしの特産品の域を超え、花粉症対策の一環として多くの注目を浴びるようになりました。
※村ではじゃばらの収穫祭などでサプリの実演販売を行うことも※
じゃばらの味は? 食べ方は?
じゃばらは柚子やかぼすのように、酸味が強く、また苦みも強いため、そのまま食べるのには向いていません。
多くはジュースやジャム。お菓子などの加工食品として売られています。
また、そのよい柑橘の香りから「入浴剤」やアロマも販売されており、食べるだけではなく、香りそのものもとても価値のある果物なのです。
※飲んで良し・香りを楽しんでも良しの優れた柑橘類※
購入先は主に通販となるため、やはりお菓子やジャムとなってしまいますが、じゃばらを生で手に入れることができた場合や、地元産地の北山村へ行った際は「じゃばらを使った料理」がおすすめ。
じゃばら独特の柑橘の苦みも、酢飯・押し寿司などの調味料として利用することによって、逆にその味を引き立てることができます。
※北山村では昔からお酢の代わりとして使わて来ました※
とはいえ、やはりなかなかじゃばらをそのまま手に入れるということは、距離があればあるほど難しいことですので、花粉症対策として利用するのであればサプリメントなどで飲んでいくのが一番手軽で、おすすめでしょう。
じゃばらはなぜ花粉症に効果があるの?
このじゃばら。
元々は村で唯一残ったじゃばらを売ることから始め、それでも売れずに困っていたところ、定期的に大量に購入してくださる何人かの顧客がいることに気がつき、村の職員がその理由を尋ねてみたところ、ほとんどの購入者が「花粉症に効果があるから」という回答をし、調べてみたところ、花粉症やアレルギーに効果的な成分がかなり含まれていることがわかり、注目されるようになったのです。
岐阜大学医学部の研究によると、果汁に豊富な「フラボノイド成分」が含まれているとの報告。
このじゃばらに含まれるフラボノイドは「ナリルチン」というもので、大豆なら「イソフラボン」ブルベリーなら「アントシアン」と、色々な種類がありますが、柑橘類に入っている物は主にこの「ナリルチン」と言われています。
これはアレルギー反応を鎮め、ヒスタミンを過剰に放出する肥満細胞の炎症をも鎮めてくれるため、花粉症・アレルギーの抑制になってくれるのです。
「肥満細胞」は「脂肪細胞」とは異なります。
詳しくは花粉症のメカニズムをご覧ください。
さらに、薬の場合「眠くなる」「集中力がなくなる」といった副作用が度々起こります。
また、長期にわたる服用による肝臓や胃への負担も気になるところですが、こうしたじゃばら等は天然の食べ物なため、副作用の心配もなく、安心して飲むことができるのがよいところです。
じゃばらに含まれるナリルチンは他の柑橘類の群を抜いて多く、ミカン191個分のナリルチンが含まれています。(カボスの約27倍)
また、じゃばらに含まれるナリルチンはアトピー性皮膚炎や気管支喘息の改善にも役立つと言われ、花粉症以外の「過剰な免疫反応によるアレルギー」の多く対して、じゃばらは効果的と言えるでしょう。
※イソフラボンはミカンの191倍!!※
じゃばらの栄養成分
じゃばらには豊富なフラボノイド「ナリルチン」が含まれていることがわかりましたが、他にはなにが含まれているのでしょうか?
もちろん、「酸っぱい」味を出すために、柑橘や梅干しで知られている「クエン酸」が含まれています。
このクエン酸は「抗酸化作用」として、以下のような効果が期待されています。
- 疲労回復
- 血流改善
- アンチエイジング効果
- がん予防
- 美肌効果
- 痛風予防
「ガン予防!?」とはすごい効能だと感じますが、あくまで天然の食材に含まれる分量ですので、「こうした効能がある」「期待できる」として見ていただきたいのですが、見逃せないのが「疲労回復」「血流改善」。
【クエン酸による疲労回復】
クエン酸には運動後やストレスで蓄積されていく「乳酸」を分解して、尿と一緒に排出させてくれる作用があります。
そのため、アスリートなどは好んでクエン酸入りのドリンクを飲んだりしますよね。
また、乳酸自体の生産を抑制してくれたり、新陳代謝の促進をしてくれたりする作用もあり、ストレスが大敵な「花粉症」にとってもよい成分であることがわかります。
【クエン酸による血流改善】
クエン酸による疲労回復で「新陳代謝の促進」と書きましたが、人間は血液がドロドロの状態の時は血液の酸性値が「酸性」に傾いているのですが、それを「弱アルカリ性」に戻してくれ、サラサラな状態にしてくれるため、血流がよくなり新陳代謝がよくなるということなのです。
そのため、美肌効果やアンチエイジング効果などが期待できるのです。
また、花粉症にとっては血流改善による免疫反応の改善も期待できるため、クエン酸は花粉症・アレルギーにとってもよいと言えます。
【まだまだある、クエン酸の効果】
クエン酸にはミネラルの吸収を促進する作用があります。(キレート作用)
ミネラルは骨や身体の筋肉を構成する、身体の調子を整えるという働きがあるのですが、人間の身体では作り出すことが出来ない為、食物から吸収していく他なりません。
そのため、このミネラルが不足すると花粉症症状が悪化したり、体調が優れないといったことになるのですが、同じ分量を食べてもクエン酸が体内にあると、ないとで吸収量が変わるため、クエン酸が含まれた食べ物を食べることは、他の栄養も多く吸収できてよいのです。
※同じ量の食べ物を食べるなら、より多く栄養が摂取できた方がいいですよね※
このように「クエン酸」には花粉症症状に悩まされる人にとって、とてもよい成分であり、それが含まれるじゃばらは優れた「花粉症対策果実」なのです。
【まだある、じゃばらの対花粉症の栄養素】
柑橘を食べて「酸っぱい」と感じる成分には「クエン酸」の他「ビタミンC」があります。
このビタミンC。人体を形成するのに必須とされる成分で、学名を「アスコルビン酸」と言います。
熱に弱く、簡単に分回する上に、必要量以上とるとあっという間に尿と一緒に出て行ってしまうのですが、このビタミンCがなくなってしまうと、20日ほどで筋肉の痙攣や筋肉痛が起こり、食欲不振、めまいなどが起こり、最終的には出血して死んでしまうということもあります。
これは大昔の船乗りが恐れていた「壊血病」の原因なんですね。
また、ビタミンCが慢性的に不足しているヒトは、老化が促進されてしまうという説もあるほど。
ビタミンCには免疫力を強化する働きがあり、免疫バランスの崩れが原因の花粉症の人にとってはなくてはならない成分です。
それに、ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける働きがあり、これが不足してしまうと肌荒れや粘膜の劣化が起こりやすくなり、花粉症が悪化してしまうのです。
そんなビタミンCも豊富に含まれたじゃばらは、まさに花粉症に悩む人の救世主。
これほど花粉症やアレルギーに最適な柑橘はありません。
【その他じゃばらに含まれる成分】
じゃばらで花粉症対策するにはどの食べ方が一番?
じゃばらの栄養成分は、果肉はもちろん「皮」の部分に一番豊富なフラボノイドが含まれています。
ですが、じゃばらの皮は香り高くとてもよい匂いがするのですが、少々苦みが強いため、そのまま丸ごと食べるのには適していません。
また、果実も酸っぱく、食べるのであればジャムのように加工して食べることが一番食べやすくなってしまいます。
ですが、フラボノイドはもとより、ビタミンC等は水に溶けやすく、熱に弱いため、せっかくの成分を減らしてしまうのも勿体なく思います。
ですので、もし、じゃばらの成分で花粉症対策を考えるならば「サプリメントが一番!!」
※飲みやすいのもサプリメントのいいところ※
花粉症症状は、例え抗ヒスタミン剤で症状を抑えていくにしても、花粉症シーズンの1ヶ月前くらいから飲み始めていくのがベストと言われています。
また、コンスタントにその成分を摂取していくと考えると、生のじゃばらをずっと食べていくのはほぼ不可能。
そうなると、一番良いのはサプリメントで定期的にフラボノイド等を身体に取り入れ、花粉症に備えて身体を作っておくことです。
ちなみにじゃばらサプリはこうした「事前に摂取していくことがすすめられる花粉症対策」の中でも、効きが早いほうなので、「シーズンを逃してしまった」という場合でも飲んでみることをおすすめします。
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