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夏に飛散する花粉の種類とその対策法について
春夏秋冬、四季がハッキリしている日本では、その時期によって飛散する花粉の種類が大きく変わります。
アメリカ南部などでは、ブタクサが猛威を振るっており、年中暑い州が多いことから、刈っても刈ってもブタクサがすぐに生えてしまい、ブタクサアレルギーの方には辛い環境となってしまっているようです。
ですが、日本のように季節によって花粉の種類が変動する場合はどのようにしたらよいのでしょうか?
今回も、季節ごとの対処法をお伝えします。
春に引き続き、「6月7月8月」を中心とした「夏」の花粉状況と対策について。
6月~8月に飛散する花粉
酷かったスギ花粉も一段落。
場所によっては、6月頭になってもまだくすぶっている場所もあるかと思いますが、ほとんどの地域では収束しています。
その代わり、猛威を振るうのがイネ科の花粉。
ピークは5~6月になるのですが、その後、7月8月と、収穫シーズンが訪れてきたり、種類の違うイネ科の植物が河原などに咲き乱れてしまうため、関東・東北ではアレルギー症状を発症する人が増えます。
また、空き地や河原など、犬が散歩で好んで行く場所にもイネ科の植物が多く自生していますので、ワンちゃんのアレルギーにも注意しましょう。
他にも、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどが8月から花粉を飛ばし始めます。
【飛散している花粉の種類】
- イネ(6月にピーク。その後8月にも第二次ピーク)
- ブタクサ(8月より)
- ヨモギ(8月後半より)
- カナムグラ(8月後半より)
地域によって花粉の飛散シーズンは変わってしまうのですが、大まかな目安として主に関東地方を中心に見ています。
関東より南側の地域にお住まいの方は記載されている時期より速く。
関東より北側にお住まいの方は記載されている時期より遅くシーズンが来ると思ってください。
6月~8月に起こりやすい体調の変化
日差しが強くなるこの時期は、天気の変動も大きく、高気圧低気圧の関係で、偏頭痛が起こりやすくなります。
また、強い日差しで頭痛を起こすこともあるため、頭痛薬が手放せなくなることも。
そして、夏に一番起こしやすいのが「クーラー病」。
オフィスなどでは、寒いくらいにクーラーがかかっていることもあり、動かないと身体が冷えてむくみや、自律神経失調症になってしまうことも。
そのため、免疫バランスの乱れが起こったり、腹部の冷えから婦人科疾患が起こることもあります。
夏が終われば……と放置しておくと、その後秋の花粉症で症状を発症したり、ブタクサのアレルギーを起こすこともありますので、クーラーがかかっているところでは1枚洋服を羽織ったり、たまには暖かい飲み物を飲んだりするようにしましょう。
ただし、高齢の方がクーラーを嫌って寝ている間に脱水症状を引き起こしたり、熱中症になってしまうニュースもしばしば効きます。
クーラー病になっても、体調不良ですみますが、熱中症になってしまうと死んでしまうことがありますので、ムリせず、暑いときはクーラーを使いましょう。
【夏に起こしやすい疾患】
- クーラー病
- 偏頭痛
- 熱中症
- 熱射病
夏の花粉に対する対策法
夏は湿度が高いため花粉が下に落ちやすく、症状が出にくいのですが、その分、ブタクサなど花粉の形状が鍵型になっているものもあります。
そうした場合、目や鼻の症状に行く前に、肌がブツブツになったり,喉がいがらっぽくなって咳が出るといった、一見花粉症っぽくない症状が現れるため注意が必要です。
夏の花粉はこうした肌に付着しやすい形状の物が多いので、できる限りワセリンや日焼け止めなどを塗って、肌に花粉が付着しないようにしましょう。
また、日中は暑いからといって窓を開けたままにせず、夜までは窓を閉めてクーラーで過ごしましょう。
【夏のおすすめ対処法】
- 皮膚疾患に繋がりやすいので、日焼け止めやファンデーション、ワセリンで皮膚を保護しましょう。
- 日差し対策も兼ねてサングラスをするようにしましょう。
- 日中は窓を閉めてクーラーで過ごすようにしましょう。
- 犬の散歩の際に河原などでイネ科の花粉が付着しないよう、注意しましょう。
夏の行事などの環境
夏は夏休み、お盆休みで外に出ることが多くなります。
海水浴場では花粉の元となり得る植物は少ないかもしれませんが、山登りなどをする場合は、長袖長ズボンを着用の上、マスクなどもしていくと良いでしょう。
まとめ
花粉が一段落ついたと油断する時期。
暑いからといって、日中窓を開けたままにすると、イネやブタクサの花粉が大量に入り込んできてしまいます。
暑い日中は窓を閉め、涼しくなった夜以降に窓を開けて過ごすようにしましょう。
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