栄養士直伝!花粉症対策に効果的な栄養素

野菜栄養素

花粉症に効果的な4つの栄養素を大公開!!

栄養士直伝の花粉症対策に効果的な5つの栄養素を、大公開。

その栄養素を取るためのおすすめのサプリメントも合わせてご紹介いたします。

ビタミンC

ビタミンCは水溶性ビタミンの1種で、食品に含まれる他、サプリメントでも摂取することができます。

ビタC

【ビタミンCの機能】
コラーゲンの合成に必要な栄養素で、ビタミンCがないとタンパク質(皮膚や筋肉)が上手く結びつかず、肌荒れなどを起こす。
このビタミンCが欠乏したことが原因で起こるのが「壊血病」などの病気です。

【メリット】

  • アンチエイジング
  • 風邪予防
  • がん予防
  • 美肌効果

【副作用】
余ったビタミンCは尿と共に排出されますが、一度にあまりに大量に摂取すると、下痢・尿路結石になる可能性があります。

【必要量・限界量】
厚生労働省によると、1日1グラム以上の摂取は意味がないと言われるため、1日1グラム以下、100グラム以上が理想。100グラム未満の場合、各欠乏症状が現れると言われています。

【花粉症との関連】
ビタミンCはアレルギー性の炎症の抑制や、かゆみ予防に役立ちます。
また、抗酸化作用があり、肌や粘膜も丈夫にするため、バリア機能が高まると考えられます。

【おすすめの摂取方法】
ビタミンCは熱に弱く、また、溶けやすいため、サプリメントでの摂取がおすすめ。
ですが、胃に刺激があるため、胃腸が弱い方は胃痛などが起こる可能性があります。

その場合はシナールタブレット等、タブレット錠のもので、小まめに摂取していくことをおすすめします。

シナール

ビタミンB6

水溶性ビタミンの1種。不足すると、痙攣やてんかん、貧血症などが起こるようになってきます。
通常、色々な食品に含まれるため不足することは滅多にないのですが、加工の過程で減少したり、抗生物質の使用で体内に不足したりします。
腸内で生産することが出来るのですが、外からの食事によって補給することが必要な栄養素です。

レバー

【ビタミンB6の機能】
アミノ酸の代謝や、神経伝達に用いられます。
血液を作ったり、筋肉を作るときのエネルギーとしても用いられるため、皮膚や粘膜の維持にも必要となります。

【メリット】

  • 免疫機能の維持。
  • 皮膚や粘膜の健康維持。
  • 肝臓の脂肪を消化し脂肪肝を防ぐ働きもあり。

【副作用】
過剰にビタミンB6を摂取することで、感覚失調、末梢神経障害など、神経障害を起こすということが知られており、他にも、筋肉が逆に弱くなってしまうといった研究結果もあります。

【必要量・限界量】
年代や性別によって変わるのですが、30代男性で1.4mg、女性で1.2mgが理想とされております。
同年代で男性は60mg以上、女性で45mg以上は過剰摂取とされますので、サプリメントで補給している方はご注意ください。

【花粉症との関連】
ビタミンB6は、免疫機能を正常化する働きがあり、また、皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。

【おすすめの摂取方法】
とくに多く含まれているのはレバー・魚・ニンニクなど。
他にも、かなりの多くの食材に含まれているビタミンB6ですが、加工の過程で壊れてしまうこともすくなくなりません。

もしほとんどの食事が、加熱食品/加工食品である場合はビタミンB6のサプリメントも視野に入れても良いでしょう。

ビタミンB6

ビオチン

聞き慣れない栄養素かもしれませんが、ビオチンとはビタミンHのこと。
水溶性ビタミンの1つですが、皮膚炎を治すビタミンとして有名です。

腸内細菌によって合成されるため、通常は意識しなくても補給できる栄養素です。

ビオチン

【ビオチンの機能】
ビオチンは血流を上げ、皮膚の毛細血管の代謝(老廃物の排出)を促します。
また、血流が良くなるため、肌の代謝がよくなったり、毛髪の発育などの助けにもなります。

【メリット】

  • 皮膚の正常化
  • アトピー性皮膚炎の沈静化
  • アレルギー物質など、老廃物の排出の働き
  • 糖質のリサイクル
  • 白髪改善
  • アンチエイジング

【副作用】
水溶性ビタミンのため、過剰に摂取しても尿となって排出されますが、腸内細菌によって合成されるため、サプリメントを飲むことで、お腹が緩くなったりすることもあります。

【必要量・限界量】
45mg~50mgが理想とされていますが、妊婦などの場合、過剰摂取による胎児への蓄積が気になるため、サプリメントとして補充する場合は注意するようにしましょう。

【花粉症との関連】
老廃物の排出作用があるため、花粉症に限らず、アトピーやアレルギーにも有効とされています。

また、皮膚、粘膜の健康維持にも必要な栄養素なので、予防・改善に有効です。

【おすすめの摂取方法】
通常はなにもしないでも体内で必要な量が作られるとされていますが、長期的な抗生物質の使用などで減少することがあります。
また、ストレスや腸内環境の悪化などでも容易く量を減らしてしまうので、その場合はサプリメントがおすすめです。

日本のサプリメントの場合含有量がとても少ないため、もし、ビオチンだけをしっかりと補充していきたいと思う場合は、外国産のサプリメントを通販で購入することをお勧めします。

ビオチン

ナリルチン

フラボノイドの一種。グレープフルーツやミカンなどの柑橘系全般に含まれますが、いちばん多いのが「じゃばら」です。

花粉症に悩む人の救世主!北山村産「じゃばら」

2018.03.13
じゃばらの実

【ナリルチンの機能】
アレルギーや花粉症に対する有効性が優れていて、天然の抗ヒスタミン作用があります。
また、炎症に対しての鎮静作用もあります。

【メリット】

  • 花粉症等アレルギーの抑制
  • 炎症の沈静化

【副作用】
現在研究中な部分もあると言われていますが、取り立てて過剰摂取になる問題はありません。

【必要量・限界量】
花粉症に悩む人の場合、40mg以上。重症の場合120mg程が理想と言われています。

【花粉症との関連】
花粉症のためにあると言われても過言ではないほど、アレルギーに対して有効性があります。

【おすすめの摂取方法】
柑橘類に含まれるナリルチンですが、どうしても必要量摂取するのは難しいでしょう。
ですので、ナリルチンの補給にはサプリメントをおすすめします。

じゃばらサプリ写真
野菜栄養素

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

ライター/印刷会社を得てフリーで活動するライター。自らのアレルギー・花粉症の経験を元に、多くの花粉症予防・対策について記事をしたためている。 健康オタクで、漢方・整体・鍼に詳しい他、毎日のエクササイズも欠かさない。