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花粉症と最悪相性のランニングを少しでも快適にできるようにしよう
花粉シーズンは外に出て歩くだけでもくしゃみ・鼻水と症状が酷く出てしまうのもですが、ランニングとなると「花粉を全力で吸い込みながら走る苦行」となってしまいます。
ですが、ランニングを習慣としている人や、アスリートなどはシーズン中は走らない……なんて言いたくありません。
そんな花粉症と最悪のランニングを少しでも楽にできる方法を、ご紹介いたします。
時間帯を選ぶ
花粉が一番飛散する時間は暖かい時間帯の昼。
とくに風がある日は最悪のコンデションとなるでしょう。
ですので、花粉シーズンに入ったら、ランニングする時間帯を深夜~早朝に変えてみるというのが一番楽な対処法でしょう。
できれば雨が降った日の方が良いのですが、雨の中走ると風邪を引いてしまったり、足下のコンデションが最悪の状態となる可能性が高いので、この点についてはあまり意識しない方がよいでしょう。
着る物に気をつける
花粉は洋服に付着して、そのままあなたの家へと侵入していきます。
走っているときは自律神経がONになっていて、交感神経が優位な状態です。
その状態では、実はあまり症状が出にくく、くしゃみや鼻水、目のかゆみ等を感じないかもしれませんが、帰宅後ホッとした瞬間に、一気に症状が出る可能性があります。
その時に洋服に花粉が付着していると、症状が治まるのがより一層遅くなってしまうので、走るときは、ビニール生地、ナイロン生地のツルツルな素材のウエアを着るようにしましょう。
もちろん、帰宅時は家の中に入る前に、ウエアを叩いて花粉を落としましょう。
また、花粉症対策メガネを着用してのランニングを心がけるようにしましょう。
最悪はマスク着用で走る……けどやり方にもポイントが
本当に辛い人はマスクをして走るのがおすすめですが、口と鼻全体を覆ってしまうとランニング時は酸素が上手く吸えずに、相当な負担になってしまいます。
ですので、ランニング時にマスクをする場合は、「鼻の部分だけ」マスクを当てて、口呼吸をして走るようにしましょう。
とてもマヌケに見える姿になってしまうかもしれませんが、ムリして口も覆ってしまうと、すぐに鼻水や湿度でびしょびしょになり、酸欠状態になって危険です。
できればマスクは使用したくないところですが、やむないときは鼻だけを覆うようにしましょう。
鼻の周りにワセリン
鼻の周りにワセリンを塗ることによって、吸い込む花粉の量が若干減ります。
とはいえ、はやり吸い込んでしまうことには変わりないので、症状は出ますが、もし花粉で肌が荒れる場合などでも、ワセリンや馬の油を塗ると保護になることは確かですので、鼻の周りや目の周辺に塗るのもありでしょう。
帰宅後は速やかに水でワセリンを流し、花粉を落とすようにしましょう。
もちろん、ワセリンなどを塗っていないときでも、ランニング後は帰宅したら軽く顔を水で洗い、花粉や汚れをとることをおすすめします。
走る前に薬を服用
根本的に予防してから走るのもあり。
眠くなって走りたくなくなってしまうようでしたら、1日1回のお薬を寝る前に飲み、翌日走るようにすると、症状が抑えられるのでおすすめです。
ただし、アスリートの場合、上位の大会などではドーピング検査などをすることもあるでしょう。
その場合、花粉症のお薬に引っかかる可能性があるので、ご注意ください。
外で走れないなら中で走ろう
外で走れないシーズンは、室内で走るのもあり。
公共の運動施設やジムなどのランニングマシンを利用して、シーズン中に心肺機能が低下するのを防ぎます。
風景は変わりませんが、今時のランニングマシンにはモニターが付いていたり、スマホを置く台があるので、映画を観ながら走るのも一興でしょう。
因みに嘘か真から、プールが付属しているジムや施設の方が湿度が高く、花粉症症状がより抑えられる……という噂もあります。
代行運動をする
花粉の飛散量が多く走らない日が続くと体力が落ちてきてしまうのが心配になります。
ランニングで鍛えられているのは、筋力はもちろんなのですが、持久力に直結する「呼吸循環器機能」が鍛えられているのが一番のポイント。
筋力は一度衰えてもすぐに復活していくのですが、呼吸循環機能はなかなか元に戻りにくいのが難点。
ですので、走らない日々が続きそうなときは水泳をするのがおすすめ。
花粉も気にならず、心肺機能や筋力も鍛えられ続けるのでかなりよいでしょう。
最後に、家でもできるトレーニングをご紹介します。
呼吸機能トレーニング
横隔膜や背中の筋肉の力で胸を広げて呼吸するトレーニングで、呼吸循環器機能の低下を防ぎます。
- 仰向けになり、肩甲骨の間に畳んだバスタオルを置いて、胸が盛り上がるようにします。
- ①の状態で、手を横に広げるながら息を吸う⇒頭の上に手を上げながら息を吐くという動作を繰り返します。
暇なときはちょこちょここの運動をすることで、ランニングの代行運動ができるでしょう。
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